~俺達の時代を忘れないで・・・~(歌は世につれ世は歌につれ)

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『棚からつまみ食い 第03回/ひこうき雲(荒井由実)』

2015年03月28日 | 音楽特集
昨日は暖かったですね!!!
昨日は厚いコートからジャンパーに着る物が変わりました。
春ですが、また寒い日があるようです。
風邪ひかないように注意してください。

今日は三回目の『棚からつまみ食い』です。
三回目は『荒井由実/ひこうき雲』です。
くれぐれも『荒井由実』です(笑)

この曲は同名のユーミンのデビューアルバム
『ひこうき雲』に入ってる曲です。
元々は、雪村いづみのために書き下ろされた曲であり
雪村いづみによってレコーディングもされたが
諸般の事情で発売されずユーミン自身の歌唱によって
世に出た曲だそうです。
大人の事情なんですかね?
ユーミンが天才と言われるようになったのは
この曲ではないかと自分は思います。
いまから42年前にこんなメロディーが書けた!
本当に?ユーミンまだ10代?素晴らしい!
松任谷正隆(夫)曰く
この曲のサビ部分(空を~かけてゆく~♪)の
コード使いの意外性に驚き結婚を決めた
と、冗談交じりに語っている
(普通なら Gm7→B♭7→A♭M7 がセオリーであるが
真ん中の B♭7 をやめ、B♭m7 を選択している)。
フムフム...ギターで試してみるとここでマイナーとは?
われわれ凡人には???ですね(笑)
こう言うところがユーミンの良いところでも!
さてこの曲の背景は?
実は、この『ひこうき曇』という楽曲には
切ない背景があるそうですです。
荒井由美さんが小学生の時に同級生に
筋ジストロフィーの男の子がいたそうです。
残念ながら、その男の子は
高校生の時に亡くなってしまいました。
その出来事が衝撃的で作られた曲が
『ひこうき雲』なんです。
小学校の同級生の子が高校一年のときに死んで
お葬式に行った時集まった仲間とは
小学校の同窓会の感じを受ける一方
その子の写真の顔が大人(高校生)の顔をしていて
そのことが結構インパクトがあり作ったと
本人の著書「ルージュの伝言」記述しているそうです。
しかし、歌詞の捉え方によれば、高い窓からの
投身自殺こそを歌ったものだ、という見方もあり
いやいや入院生活の病室の窓から空を見て いた・・・・
という解釈もあります。
若くして、飛び降り自殺を図った「あの子」を主題とした曲で、
この「あの子」というのは作者の友人だそうです。
諸説いろいろあるようですが・・・



アーティスト名: 荒井由実
アルバム名: ひこうき雲
発売年: 1973
曲名:
01 ひこうき雲
02 曇り空
03 恋のスーパー・パラシューター
04 空と海の輝きに向けて
05 きっと言える
06 ベルベット・イースター
07 紙ヒコーキ
08 雨の街を
09 返事はいらない
10 そのまま
11 ひこうき雲

『死』が背景と言ういことで
ジブリの『風立ちぬ』の主題歌に使われたようです。
この映画この間テレビでやってたが
すっかり入り込んでしまい
不覚にも涙してしまいました(泣)
最近は歳のせいか涙腺もろくて(笑)
昨日も『マッサン』で涙ボロボロ(笑)
では、この『風立ちぬ』の予告編です。



~あらすじ~
世界的な孤立の果てにある煉獄へと突き進む日本。
そして永久の別れへと向かう愛妻との日々。
過酷な現実に遭遇し続けながら、それでも空を見上げ
夢を追い続ける一人の男の物語・・・

群馬に生まれた二郎は、幼いころから飛行機に憧れる少年だった。
夢の中で飛行機製作者のカプローニに邂逅した
二郎は飛行機の設計士を志す。
東京帝大で航空工学を学ぶ二郎は
帰京中の汽車の中でひょんなことから少女とその女中と知り合うが
そのとき関東大震災が発生、二郎は2人を助ける。

震災から復興したものの貧しさから抜け出せず
絶望的なほどの技術的格差を抱え
猿真似の得意な黄色人種と馬鹿にされながら
日本は戦争への道をひた走っていた・・・

大学卒業後、二郎は三菱重工業に就職し、名古屋に向かう。
初めて試験飛行を目にした二郎は感銘を受けるが
隼型飛行機は急降下試験で空中分解し、コンペは失敗に終わる。
上司の黒川は、二郎に欧米の進んだ技術を学んでくるよう勧める。
同期の本庄らとドイツに渡った二郎は、G.38などを目の当たりにし
その技術水準に圧倒される。
帰国した二郎は、上司の服部や黒川から
七試艦上戦闘機の設計主務を命じられる。
初めての設計主務に二郎は悪戦苦闘するが
ようやく完成した飛行機は飛行試験中に垂直尾翼が折れて墜落した。
失意の二郎は休暇を取って軽井沢に向かうが
そこで関東大震災のとき助けた少女菜穂子と再会し
交際することになる。しかし、菜穂子は重い結核を患っていた。

その後、九試単座戦闘機の設計主務を命じられた二郎は
逆ガル翼や沈頭鋲を採用するなど意欲的に設計に取り組む。
そんな中、サナトリウムで療養中の菜穂子が黙って抜け出したことを知る。
名古屋で菜穂子に再会した二郎は、菜穂子の死期が近いことを悟り
黒川夫妻の媒酌で結婚する。

日本は世界中を敵に回す戦争へとひた走っていた。
自分の設計した機体が兵器として使われることがわかっていながら
またそのことを誰より望んでいないにも関わらず
日本の航空界を背負うと自負する二郎は
愛妻との限られた時間よりも設計を選び寝食を忘れて執念を燃やす。
一方、菜穂子の症状は日に日に重くなっていた。

二郎らの努力の結晶である、
九試単座戦闘機の飛行試験は予想を遙かに上回る大成功に終わるが
そのころ菜穂子はたった一人でサナトリウムへと戻ってゆく
その事実を二郎も風の知らせで知るのだった。

敗戦で焼け野原となった日本。
二郎の夢の結晶であるゼロ戦はただの一機も戻らなかった。
夢の中でカプローニと邂逅した二郎は万感の想いを胸に
草原で手を振る菜穂子の姿を見送るのだった・・・。
~Wikipediaより~

最後の『ひこうき雲』が流れる時・・・泣けますよ!

少し長くなりました『棚からつまみ食い 第03回』
楽しんで頂けましたか?

こんなことを考えながらこの曲聞くのも
また、楽しいです。
棚の奥にある『ひこうき雲』のアルバム
ひっぱりだして聞いてみてください。
この曲に歴史ありですね。

いや~~~音楽って良いですね!
では第04回をお楽しみに!

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