この春、マイブログで人気の高い「ウエスト大彗星」を載せました。
3月25日雨時々曇り。星空になりませんので、マイブログでアクセス数の多い20世紀を代表する「ウエスト大彗星」を載せることにしました。
本日(3/25)朝、裏やぶからウグイスの鳴き声が聞こえました。心配していましたが、今年も鳴いてくれました。「ホーホケキョ」と上手に鳴きました。一安心です。
ウエスト大彗星(1975n)は、天文歴55年の私が観てきた彗星の中で最大で最もきれいな彗星です。昭和と20世紀で一番の彗星です。
1976(昭和51)年3月初めに太陽の周りを回って一気に明るくなって、夜明け前の東天に姿を現しました。
尾が煙突の煙のように先に昇って来て、彗星核が後から昇って来たお化け彗星でした。
私は足助町(現、豊田市)山中の星仲間の天体観測所で若き星仲間達と一緒に観察・撮影していました。地面は霜でバリバリでした。寒さなんて忘れていました。
肉眼で観察しますと、まるで天頂付近まで彗星の尾が伸びているかのようでした。今でも脳裏に焼き付いています。生涯忘れられない光景です。
こんな大彗星を観察・撮影できることは生涯に何度もありません。
私は幸運にも観察・撮影できました。仕事が済んでから三日連続で夜中に山へ通った若き日が懐かしく思い出されます。(若かったからできたことです)
47年前に撮影した「ウエスト大彗星」2コマを添付します。
どうぞご覧下さい。
次世代へも伝えたい天文史に残る大彗星です。
写真は8cm屈折赤道儀にカメラ2台載せて同時撮影したものです。
いるか座も写真①右上に写っています。
①ウエスト大彗星(その1)
1976(昭和51)年3月5日04時58分30秒~
05時01分30秒 露出3分 minoltaSR-T SUPER
50㎜ F1.7(開放)フジクロームR100 自動ガイド
トリミング フォトショップ処理追加 足助町(現、豊田市)
気温氷点下
②ウエスト大彗星(その2)
1976(昭和51)年3月5日04時58分30秒~
05時01分30秒 露出3分 minoltaSR-1s
55㎜ F1.7(開放)コダックハイスピードエクタークローム
自動ガイド 足助町(現、豊田市)