灯台下暗し

　　　　　昨日、飲み会があったのだが、場所が微妙な位置

　　　　　　　　　　だったので歩いて行った。
　


　　　　　　　自宅から徒歩で３０分くらいのところで、

　　　タクシーで行っても良かったが、多分５分位の距離だから

　　　　　運転手が嫌がるだろうと思って歩くことにした。

　　　


　　　　　　　　健康にもいいし、いつも車で横を通り過ぎる

　　　　だけの近所の大きな公園の中を通ってみるのもいいかなあ、

　　　　　　　　　　　とも思ったのだった。



　　　　何年間も毎日の通勤で、車で一瞬のうちに通りすぎていた道。


　　　　　　　　　　　　よくわかっているはずの道。


　　　　　　　　が、実際に時間をかけてじっくり辺りの景色を

　　　　　味わいながら歩いてみると、意外に知らないこと、見えなかった

　　　　　　　　ことがたくさんあって、とても刺激的だった。

　

　　　　　　　　　　近所に何年も住んでいながら

　　　　　　　　一度も足を踏み入れたことのない公園。




　　　　　　都会の中でたくさんの木々に囲まれ、中の見えなかった

　　　　　　　夕暮れ時の公園の中は美しい芝生が敷き詰められ

　　　　　　　　　　風もなく意外なほど静かな空間だった。



　　　　　　　　　　ジョギングをする人、犬と戯れる人、

　　　　　　　　キャッチボールをする人ありで、公園の中だけは、

　　　　　　　　外界とは異なり緩やかな時間が流れていると感じる。


　　　　　　　　　テニスコート、パークゴルフ場なんかもあって、

　　　　　　　　　なかなかいい公園だったんだと初めて知った。



　　　　　　　　　　　　そして公園を抜けてしばらく歩くと、

　　　　　　　　　　　毎朝通り過ぎるだけの橋に差し掛かった。



　　　　　　　橋の上で立ち止まり、下を覗いてみるとそこには夕日に

　　　　　　照らされキラキラ輝きながら流れる小さな川の姿があった。
　


　　　　　　　車に乗っている限り、絶対に見ることの出来ない光景。

　　　　　　　　

　　　　　　　　なんだか、ほんと歩いてみて良かったと実感する。



　　　　　　　　　しばらくぶりに、こんなにたくさん歩いたのに

　　　　　　　　　　　なぜかまったく疲れを感じない。

　　　　　　


　　　　　普段、車に乗ってばかりだったら、たまに近所を歩いてみる

　　　　　　　　　　　　　　　のもオススメ。

　　　　　　　　

　　　　　　　　　何か新しい発見や気づきが、必ずあるはずｗ。