M型社会

2007-11-10 | コラム
日本人総中流社会?だったころも、今は昔。


格差社会と言われて久しいが、最近は

「M型社会」なのだとか。



どちらも似たような意味ではあるけれど、

中流階級が少なくなり貧困層と富裕層が

多いということで、「M」の左の山が貧困層、

間の谷が中流階級、右の山が富裕層を

表しているのだとか。

・・・なるほどね。



あるメルマガを読んでいたら経営コンサルタントで

、経済評論家の大前 研一氏の書いたものを

取り上げていた。


以下、抜粋



----------------------


■注目すべきはこの部分ですね。


 ▼「よその国、特に途上国にできること」は避ける

 ▼「コンピュータやロボットにできること」は避ける

 ▼「反復性のあること」も避ける


 これらを避ければ収入が増えて、

 「M型社会」の右のほうの山へ行ける。

 逆に、こうした避けるべき仕事を今後も続けて

 いったなら、よその国そしてコンピュータとの

 競合関係となり、「M型社会」の左の山へ

 追いやられる。


 だから、この3つは避けなければならない、

 ということです。



■そのための具体的なアクションはどうしていけば

 いいか、については「ハイ・コンセプト」を読んで

 いただくとしまして、個人にせよ会社の経営にせよ、

 上記3つの項目は


 「今後何をやっていけばいいか」

 「何をやってはいけないか」


 の基準として役に立つのではないでしょうか。

 このリストに従って、さらに進んでいくか、撤退するか、

 を判断していくのです。


-------------------------




確かに、上記の3つの項目を避けた仕事を選ぶのが

理想ではあるけれど、自分自身の適正や好みの

問題もあるから、なかなか理想通りにはいかない人

のほうが多いんじゃないかな。



いつの時代も「こういう時代だから、こうしたほうが良い」

というノーハウ的なものがあるが、今一所懸命に

やっていることをサッと止めて、それにスグに適応して

しまう人はある意味うらやましいw。


どうしても今までやってきたことの延長線上にある

ものを選びがちだし、一所懸命やればやるほど、

そこからなかなか抜け出せなくなるものw。




自分自身振り返ってみると、やっぱりやってみて

楽しいとか面白い、興味が湧くものを無意識に

選んでしまうからどちらかというと時代に合わせる

のは苦手かもw。


もう少し柔軟に、そして器用に生きられるといいの

かもしれないが、それだけが人の幸せでもないだろう。




いずれにしても、以前のような日本人が皆、

総中流意識を持てる時代は当分来ないに

違いない。
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2 コメント

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いつの時代から (あやめ)
2007-11-10 21:52:04
日本人は「逃げ」の哲学を覚えてしまったのでしょうね。
私の父や母の時代までは、少なくとも多少の困難には立ち向かう気概があったと思います。
作るより買う方が安いなら買う、するよりさせるほうが楽ならさせる、いつかは強烈なしっぺ返しが来るように思います。
時代の流れと言えばそれまで、誰しも辛口の意見より耳ざわりのいいささやきに耳を貸すでしょう。
でも、戦後の焼け跡からここまで立ち直った日本人の勤勉さをもう一度思い出す時期だと思います。

みんながみんな富裕層では面白くないじゃないですか。
貧困と呼ばれても、笑って毎日が過ごせる、そんな暮らしを私は選びたいです。
これって負け犬の遠吠え? 違いますよね。
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Unknown (shibatex)
2007-11-10 22:40:42
あやめさん こんばんは

勤勉なところが美点と言われた日本人は
どこへ行ったんでしょう。
行き過ぎた能率、効率、拝金主義。
過ぎたるは及ばざるが如し。
強烈なしっぺ返しは、もう既に来てると思います。

ただ、どんな世の中になっても必ず上、中、下は
それぞれ存在するし、役割分担として受け入れる
しかないですもんw。
負け犬の遠吠えというか、開き直りw?
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