損して得取れ

先日から高速道路が休日に限り、乗り放題１０００円

となった。



ニュース等を見ていると通行量が相当増えたことによって、

その行き先にある各テーマパークやお店の売り上げも

大幅にアップしているのだとか。



それに伴ってガソリンの消費も伸びているし、ETC車載器も

品切れになるくらい売れている。




まさに「人が動けばお金が動く」といった感じ。




この高速料金１０００円というのは、政府としては大変な

決断だったろう。


まあ、１００年に一度といわれる経済危機だからこそできた

芸当だったとはいえ、いつまで続くかは未知数だけど、

まずはそれなりの効果があったといえる。


ただし、平成２３年３月３０日までの期間限定だが。




それにしてもこういう状況をみると、「損して得取れ」

という言葉を思い出す。



目先の利益にとらわれて、価格を下げないでいると逆に

利用する人がいなくて、結局は収入が増えない。



初期の設定料金は一日に何台通行するかを予想して採算が

合うべき料金設定をしているはずだが、その通行量も設定

金額しだいということがコレではっきりした。



しかしながら道路の場合、通行料金だけの問題ではなく

その他の経済効果も大きいわけだから、その辺のことを

よく考えて料金設定しないと、今のような超不景気下では

世の中が硬直してしまう。


無理して通行料金を安くしても、世の中が活性化するなら

その方がずっと利口だし理にかなっている。



そうやって３手４手先まで考えて手を打ち、潤った

ところから改めて資金を回収すればいいだけだと思うけど、

なかなかお役人にはそれが出来ない。


税金を値上げしなくても、民間が潤えば自然と税収も

増えるんだけどね。



果たして２年後に元の料金に戻った時の反動がどうなるのか

気になるところではある。




「損して得取れ」「負けるが勝ち」

結構好きな言葉ｗ。