「土屋アンナ」主演、世界的フォトグラファーの「蜷川実花」
初監督ということで「さくらん」を見てきた。
「安野 モヨコ 」のコミック漫画を映画化したもの。
あまり混むような映画ではないと思って行ってみたが、やっぱり
ガラガラだったw。
映画館は半分も埋まっていない。
チケットを買うときに席が自由席だったなんて始めて。
おかげで、ゆったり見ることができたけどねw。
それにしても、相変わらず始まるまでの他の映画の予告編が
強烈に長いw。
ただ、そのなかでオダギリジョー主演の「蟲師」が、ちょっと
面白そうだったが。
長い長いコマーシャルが終って、やっとこさ始まった。
舞台は、江戸時代の華やかな吉原遊郭。
8歳で吉原に身売りされ、やがて伝説の花魁(おいらん)へと
登りつめるも波乱に満ちた女(土屋アンナ)の生き様を描く。
当然、舞台が遊郭だけにその裏で繰り広げられる様々な男と女
の光と影が描き出される。
菅野美穂演じる花魁、「粧ひ」が言った「金魚はびいどろの中で
しか生きられない」(花魁は遊郭の中でしか生きられない)という
台詞が印象的だった。
ストーリーとしてはどちらかというと平凡だけれど、さすがに
監督が新進気鋭の女流写真家というだけあって各シーンが鮮やか。
以前、「蜷川実花」を取材した番組を見たが、この人はかなり原色
にこだわり色鮮やかな写真を撮る人。
もちろん、ものの見方というか感性は非凡でありんすw。
赤がとても好きなようで、作品だけだなく仕事場の事務所も
ハデハデでケバケバしく、よくこんな環境で仕事ができるなぁ、
という感じだったw。
かといって決して下品にはならない。
だから、この映画もとにかく画面の中に赤が散りばめられている。
真っ赤な着物、赤い金魚、赤い家具、舞台は江戸時代だが、
カラフルすぎて古臭さは微塵も感じないw。
本来なら、菅野美穂、木村佳乃らベテランが主演になりそうなもの
だが、写真家「蜷川実花」のレンズが8年にわたり撮りつづけた
モデルとしての「土屋アンナ」との信頼関係から彼女を主役に
起用したという。
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