2005-07-28 | コラム
最近は若くても、過去の話ばかりして未来に

夢や希望のある話をする人が、まわりにあまり

いなくなった気がする。


「学生の頃は楽しかった。」

「あのころが人生のピークだった」等々。

こう思うのは、まだまだ先でも良いような

気がするのだが・・・。


先日、久々に夢や希望を持った人に出会った。

まだ20代の理容師で、ある携帯用の洗髪器具を

考案したという。


その器具の一部は特許も取得し、自分で試行錯誤して

作った試作品を持参して、うちの会社に訪ねてきた。


どこかで見たことがあるなあと思ったら、

やっぱり半年位前に新聞に出たことがある人。

そのおかげで結構反響があったようだ。


その後、自分で試作を繰り返し、また協力して

くれる会社を捜してたらしい。


持参してきた試作品は、ホームセンター等で

買い集めた物を寄せ集めて作られており、

まだまだ商品としては販売できそうもないが、

機能的には十分なもの。


じっくり話を聞くと、これを何とか製品化して

売りたいと熱く語る。

これから高齢化社会になるとますます、この必要性

が出てくると独自で調べた、いろいろなデータも

提示しながら。

その情熱がひしひしと伝わって来る。


説明を聞く限りでは理容師が使う物なので

たくさんは売れないかもしれないが、どちらか

というと福祉機器に近く、新しい分野でもあるので

ここは一つ、協力してあげることにした。


こういう純粋なエネルギーにブレーキをかける

わけにはいかないと思った。


どうなるかは、わからないがこういった夢の実現に

協力していくのも、わくわくしておもしろい。
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