教育

職場でそれなりの立場になれば、自分の仕事

だけでなく部下たちも指導して、本人も会社も

いい方向へ導いていかなければならないわけ

だが、これがなかなか難しい。



まわりの経営者たちをみていると、元気があって

上下関係に厳しい体育会系の人間が好きな

人が結構多く、その下の役員たちも体育会系

の人であることが多々ある。



ところが中には一見、体育会系の人に見えて、

実は単に頭ごなしに怒鳴ってるだけで口だけ

の人もいるから厄介だ。



「やってみせ　言って聞かせて　させてみせ　

褒めてやらねば　人は動かじ」



教育と言えば、この山本五十六（太平洋戦争の

ときの連合艦隊司令長官）の言葉が有名だが、

上司が「やってみせ」と「褒めること」がまったく

できなくて、組織が疲弊している職場がある。



経験が浅い人間に手本を示さずにいきなり新しい

仕事を「させて」みても、普通はなかなか上手く

いくものではない。



だが、その上司は手本になるものを持ち合わせて

いないからそれができないのである。



で、その上手くいかなかった結果に対して容赦

なく罵倒するわけだから、部下たちはますます萎縮

して業績は上がらず、悪循環に陥る結果となる。



こうなると上司の考え方が変わるか、上司が入れ

替わるしか状況が改善する方法がないのである。



そういう自分自身も部下を信用して思い切って

「させてみせ」が、なかなかできなくて悩むわけだが、

各自個性も三者三様で本当に人を動かすということは

難しいと感じる今日この頃。



でも、悩むのは自分自身が変わりきれないことが

原因なんだよねｗ。