スポーツカー

2011-09-27 | コラム
日本でスポーツカーが衰退し、ほとんど売れなく

なって久しい。


たくさん存在していたスポーツモデルも次々に

生産中止となり、排ガスの基準がクリアできない

という理由で次々と消えて行った。


今、かろうじて残っているスポーツカーの販売

台数をみても惨憺たるもの。


で、ちょっと感じているのはこのスポーツカーの

衰退と国の衰退が、かなりリンクしてるのかも

ということ。



中国にしてもほかの新興国にしても、やっぱり

元気のある国はスポーツカーに対する需要が

まだまだ多い。


人間、若くてエネルギッシュなときは特に強い物、

カッコイイ物に憧れるもの。



日本だってバブルが崩壊するまではスポーツカー

全盛で、たくさんスポーツタイプの車が存在していた。



ところが時代は移り変わって、今の日本といえば

車に興味のない若者が増え、草食男子なんて

言葉ができたりと、とにかく欲がないというか、

元気のない印象。


バブルのころまでは国全体に若者のエネルギーが

満ちていて、そこから溢れ出た押さえ切れない力が

ある時は暴走族とか○○族みたいな形になって噴出

していたように思う。


まるで沸騰したやかんのお湯が激しい蒸気で蓋を

押し上げ、溢れ出すように。


もちろんそれに伴って、様々な社会問題も起きて

いたが、それは繁栄とセットのものだろう。


昨年、台湾へ行ったときに感じたのはとにかくエネル

ギッシュな国だなあということ、今の日本とは対象的で

ヤンチャではあるけど活力がみなぎっていた。



車で道路を走っていても、とにかく縦横無尽に走る

バイクの多さに驚かされたが、年齢で例えるなら、

台湾がイケイケの20代なら日本は40.50代という

印象だった。



それに対して今の日本は超少子高齢化社会に突き

進んでおり、スポーツカーどころの話ではないのかも

しれない。


今でも颯爽とオープンカーに乗ってるカッコいい高齢の

方も稀に見かけるが、それは極々一部のマニアであって

人間年を取ればスポーツカーに乗りたいと思っても

なかなか、体力やモチベーションが上がらないのが

現実だろう。



まあ、それでもスポーツカーに替わる何かがあれば

いいのだが・・・。



いずれにしても超少子高齢化による歪な人口構成

が年金をはじめとする様々な日本のシステムを

破綻させてるのは事実。


早く人口構成の均整がとれた健全な国に戻って

ほしいもの。
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4 コメント

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難しい問題ですね (アド)
2011-09-27 12:16:42
やはり時代の流れだと思っています。
ピークを過ぎれば衰退していくような感じで。

台湾はそんなにエネルギッシュなのですね!
日本のメーカーはスポーツカーを海外向きへ
次第にシフトしていっているのでしょうか。
車事情はあまり詳しくなくて恐れ入りますが。
スポーツカーに替わる何かがは同感です。

確かに超少子高齢化は急速に進んでいます。
国や企業には女性が出産しても働き続けやすい
環境をさらに力を入れてほしいところです。
今では男性も育児休業を取るのは可能ですが。
若者の雇用状況が改善されれば、車購入が
増えそうですけど・・・難しいものですね。
返信する
アドさん (shibatex)
2011-09-27 18:04:03
人口増加のピークを過ぎれば
必然なんでしょうか。

日本のメーカーのスポーツカーは、
ポルシェのように高級になり、ほぼ
海外セレブにターゲットを絞っている
感じですね。

相変わらずアラブのお金持ちは貪欲に
高級スポーツカーを買い漁っていますw。

超少子高齢化は何が根本原因なんでしょう。

国のシステムもさることながら、この国が
どこへ向かうのかが、不透明でとにかく
先行きが不安だからかもしれません。








返信する
こんばんは~ (しろりん)
2011-10-01 18:05:33
個人的な回答ですが、

少子高齢化の原因は農業の衰退と比例してます。

将来の日本の自給自足を救うためにも

農業の発展を考えるべきです。

それとスポーツカーの問題は少しだけ関係してますが、

兄弟が多いと競争心が生まれます。

もう1点、教育現場の衰退も一因あります。

「ナンバーワンにならなくてもいい」という

教育がされていたようで…
返信する
しろりんさん (shibatex)
2011-10-01 18:14:24
農業の衰退も一因かもしれませんね。

国産も、もう少し輸入野菜と競争
できるようになってもらいたいです。

そう、最近は競争心がなくなったように
感じますね。
なんやかんや言っても、人生はいろいろな
意味でも競争なんですから。
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