カープ3-0ドラゴンズ
カープは昨日今季最多の18安打13得点、一方のドラゴンズは首位ジャイアンツを3タテ。
ともに気分よくしての広島入り、オールスター前最後のカードです。
「借金二桁同士の3位攻防戦」
今夜のオーダーなのですが、
ルイス、キラ、ルナ、クラーク、頼りになる助っ人陣の名がスタメンになく国産打線対国産打線となりました。
ドラゴンズは加えて谷繁、井端もベンチスタート。
スタメン選手で規定打席に達しているのは両軍合わせて野手16人中わずか6名のみという試合。
しかも、今シーズンここまで80打席未満の選手が6名もスタメン出場。
さらに、ドラゴンズは今季リリーフオンリーだった左腕岡田が初先発。
ローテの谷間、ベテラン選手の疲れ、9連戦という強行スケジュール。
様々な要因からの生まれた今夜のスターティングメンバーは、両軍とも小粒なメンツになりました。
試合は、
連打で出塁した走者を犠打で進め、4番打者が2度の犠飛で得点。
さらには終盤、相手のミスで追加点。
これを先発投手がしっかり守り、クローザーにバトンタッチして完封リレー。
いやぁ、なんとも手堅い試合運びでしたね。
内野守備陣も菊池を筆頭に軽快なプレー続出。
犠飛のあとに5番打者が打っていれば、もっと楽な展開にもなったのに、というのもありますが、
派手さも、豪快さもなく、ただただ手堅い野球で白星を積み上げることが出来たので、これはこれで良しとしましょう。
8回113球、5安打無失点の野村に対して、野村監督のコメント
「制球と切れが良かった。ことし一番の内容じゃないか」
1番打者として3安打3得点の菊池のコメント
「久しぶりにかき回した。仕事ができた」
同じく3安打、好機を広げた丸のコメント
「いい流れをつくれたと思う」
もっとも、
10安打で3得点のみ、3回以降もチャンスを作りながらも結局タイムリーなし。
ドラゴンズの若い投手陣にヒットを浴びせながらも攻めきれなかったというのも事実。
BS中継で解説の達川氏が、
「高木監督は、結局クラーク、ルナ、谷繁、井端を代打にも出さずに完全休養させた。
2点差ではあったが、ガムシャラに何がなんでも同点に追いつく、という意気込みを今夜は感じなかった」
と言わしめたほど。
前任監督流に言わせれば、
「長いシーズンの中ではいかに負け試合を作るかも重要」。
今夜はその試合だったのかもしれません。
3位を勝ち取るための作戦。
そんなことを考えられる余裕など全くないカープ明日の先発は・・・、
なんと小野。
「いかに戦力を疲労させず負け試合を作るか」の起用などではなく、
単純に、純粋に、9連戦中ローテの谷間起用・・・。
たとえ、小野に白星がつかなくとも、早々にマウンドを降りようとも・・・、
最後にミコライオが監督を握手していれば良い!
追記
2試合スタメン欠場のキラは、左手を痛めている模様。
達川氏によれば明日は右投手の先発なのでスタメンとのこと。
今夜のキラのコメント
「大丈夫。ホームランを打つ予定だった」
予定の続きは明日ということで。。
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