カープ１１－３ライオンズ
交流戦最終試合は、今いる選手がそれぞれの力を存分に出しきって、
一人ひとりは決して上位チームのそれと比べれば高いものではないかもしれないけれど、
一致団結、チームが一つになってもぎ取った価値ある勝利となりました。
プロ初の先頭打者アーチを放った1番天谷は2安打1打点3得点。
2試合連続アーチの7番堂林は2安打2打点2得点。右打ちが開眼しましたかね堂林は。
4番岩本は2安打1打点1得点。
5番赤松は1安打ながら3四球の1盗塁。
思えば、開幕前に天谷や赤松、岩本が1,4,5番で活躍するなど夢にも思いませんでしたよね。
なんせ赤松・天谷は2軍スタートですし、
岩本にしても今日8番起用の丸にしても開幕スタメンに名はなかった選手たちです。
その彼らが今こうしてチームを引っ張っている。
さらには、
このところスタメン起用されていたベテラン石井琢朗もようやく2安打2打点の結果を残せば、
結局DHスタメン出場のなかった前田智徳は8回代打で登場。
見事今期13打点目のタイムリーを放ちます。これで4打席連続打点ですね。
試合後には前田智徳の
「若い選手と年寄りが力を合わせて点を取っていければ。
（自分は）ことしで最後の１年ということにしてください」とドッキリ発言も飛び出したようです。
これは機嫌良いゆえのジョークと受取りましょう。
投げては大竹が5回ながらの6勝目をゲット。
この大差の中、4番手今井が3回を投げて無失点プロ初セーブを記録。
今井はここ5試合で12回1/3とロングリリーフをこなせるタイプに成長してきました。
一方で・・・、2番手岸本が打者3人に対しアウト一つも取れず1安打2四球で降板。
いよいよ1軍生き残りサバイバで危なくなってしまいました。
申し訳ないですが、結果を残せないのならどんどん入れ替わってもらいましょう。
今は色々な選手にチャンスを与えたいとも思います。
先発全員安打、今季チーム最多に並ぶ14安打の11得点。
これには野村監督も
「今日はバッターデー。
主力が抜けた中で、打つ方が上向きなのはいい材料」と。
相次ぐ主力陣の中、この先どうなってしまうのだろうと不安ばかりでしたが、
残った選手たちの奮起により、交流戦終盤はリーグ戦復帰に向け、
少しばかりではありますが期待が出来る内容を見せてくれました。
現在チームの借金は7。
上位をいく2チームは戦力的にもゲーム差的にも遠くかけ離れてはおりますが、
3位と5割復帰をまだまだ射程距離内です。
まずは週末から始まるリーグ戦、
ドラゴンズ-ジャイアンツ-ベイスターズとの3カード8試合5勝3敗、いやいや、
6勝2敗で乗り切りたいものですなぁ！
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今年はカープが主役だ！
