オリジナルカード製作も終わって特に書くべき裏話も無くなった感はありましたが、先日公開された《魔力のスクロール》はアリかナシかについての議論が沸きましたので、自分なりに考えた戦闘スペル、消耗品の価値について書いてみたいと思います。
基本的に、オリジナルカードを作る上でもこのバランスに基づいて作っていました。
消耗品は基本的に■1枠で使うものであるのに対し、戦闘スペルは1枠だったり2枠だったり、1枠か2枠かを選ぶことが出来たりします。
そこで、ここでは便宜上、戦闘スペルは1枠か2枠かを選ぶタイプ(例:プロテクション)の1枠効果はシングル、2枠効果はDualと呼びます。
そしてそれぞれ1枠のみ、2枠のみの効果は1枠、2枠と呼びます。
属性ごとに得意分野がありますが、基本的に枠数の価値は属性が変わってもほぼ変わりません。
例:バトルクライ=スマッシュ、リップル=ホーリー・レイ
ただし一部例外もあります。
例:ウツセミ≦マテリアル・コート<マジック・シールド
それはそうです。色を変えて何でもかんでも出せるなら、極端なことを言えば全部1つの属性に集約してしまっても問題ないことになってしまいます。
そんなことになったら、土枠ばかり大量に持ってる歌姫や、火枠ばかり大量に持ってる雷姫が枠数だけで他を圧倒してしまいます。
これらを踏まえた上で、戦闘スペル、消耗品の価値について既存カードを比較検討してみた結果、
シングル≦1枠≦消耗品≦Dual≦2枠
になると考えました。
例としては、プロテクションはスマッシュと同じだけ防御力が上がりますが、スマッシュのほうが攻撃力を上げる選択肢がある分、価値が高い。
スマッシュと同じ効果である豪傑の酒。
プロテクションやスマッシュと同じだけ防御力が上がるけれど、即時不可だと更に+2する頑強の薬。
その頑強の薬の最大効果より防御力の上がるプロテクションDual。
プロテクション≦スマッシュ(1枠)=豪傑の酒≦頑強の薬<プロテクションDual
見事に想定通りである。
他にも、ブラインドネスと腐食のビネガーは同じだけ攻撃力を下げるが、腐食のビネガーの方が装備品破棄効果が付いている。
しかしブラインドネスDualの圧倒的な攻撃力ダウンには及ばない。
ブラインドネス<腐食のビネガー<ブラインドネスDual
装備品破棄効果の価値によっては、ブラインドネスDualより価値がある場合もあるかもしれない。
1枠のストライキングと勇敢の薬は全く同じ効果。
ストライキング(1枠)=勇敢の薬
この辺までは、ほぼ想定通りのバランスになっていると思われる。
しかし、この先が問題である。
消耗品三種の神器と呼ばれる戦闘スペル、消耗品、特殊能力対抗の三種については、このバランスが全然見合っていないのです。
スペル・バリア<スペル・バリアDual<忘却のスクロール<クロス・トルネード(2枠)
バニッシュ<バニッシュDual<魔法のロープ<クロス・ハリケーン(2枠)
マインド・デストラクション<マインド・デストラクションDual<分解のパウダー
どれもが、打ち消すだけしかできないDual効果より【1D】ダメージ分の価値が高くなっています。
2枠スペルのヒートストロークやクロス・トルネード、クロス・ハリケーンでようやく三種の神器の価値を上回ることになります。
せめて【1D】ダメージがなければ、Dual効果と同等になりバランスが他と見合う事になるのですが。
ですが消耗品はこんなDual効果以上の強カードばかりではありません。
斑蜘蛛のネット<ポイズン・スプラッシュ(1枠)
1枠効果のポイズン・スプラッシュに遠く及ばない斑蜘蛛のネット。
スマッシュと同価値だった豪傑の酒と比べると、悲しい格差です。
それでもまだマシな方。価値的に一番低いのは、シングルと同じ効果しかないガリュンバーの瞳です。
シャドウ・バインド=ガリュンバーの瞳<シャドウ・バインドDual
こう見ると、三種の神器の過剰な【1D】ダメージを斑蜘蛛のネットとガリュンバーの瞳に分けてあげてほしい。
と思ってしまいます。
今更言ったところでどうしようもありませんが。
このような枠価値を考えていくと、やはり三種の神器の【1D】ダメージは過剰だったと言わざるを得ないと考えられます。
モンコレ1時代からの通例として【1D】ダメージが付いていたのでしょうが、周りの戦闘スペルがバランス調整されて弱体化されていった中、昔通りの効果だったのは強すぎたと言う事でしょう。
魔法生物に対する効果まで付いていた滅びの粉塵は、さらに過剰もいいところです。
枠価値の話からはちょっと話がズレますが、こういう昔からの効果だから付けていたけど強すぎた。と思うものがもう1つありました。
タイダルウェイヴの行動完了効果です。
フレイム・ストライク、タイダルウェイヴ、グラヴィトン、サイコ・カッターという、それぞれが属性の特徴を代表するようなカードで、Dualだと20ダメージ(グラヴィトンのみ10ダメージ)が出せる必殺技。
この中で、唯一タイダルウェイヴだけが行動完了効果が付いているのです。
おかげでタイダルウェイヴのみ、他の三種と違って耐性などで耐えられたとしても安全を確保してくれます。
これだったら、他の三種にもDualを使った時くらいは行動完了効果を付けてもよかったんじゃないかと思ってしまいます。
または、バランスをとってタイダルウェイヴから行動完了効果を外すか。
改めて戦闘スペル/消耗品のバランス見直しがされたというモンコレ20thでは、これら戦闘スペルはどこまでの調整がされてくることでしょうか。
特に、人気カードで復活はほぼ間違いないと思われるタイダルウェイヴについては。
基本的に、オリジナルカードを作る上でもこのバランスに基づいて作っていました。
消耗品は基本的に■1枠で使うものであるのに対し、戦闘スペルは1枠だったり2枠だったり、1枠か2枠かを選ぶことが出来たりします。
そこで、ここでは便宜上、戦闘スペルは1枠か2枠かを選ぶタイプ(例:プロテクション)の1枠効果はシングル、2枠効果はDualと呼びます。
そしてそれぞれ1枠のみ、2枠のみの効果は1枠、2枠と呼びます。
属性ごとに得意分野がありますが、基本的に枠数の価値は属性が変わってもほぼ変わりません。
例:バトルクライ=スマッシュ、リップル=ホーリー・レイ
ただし一部例外もあります。
例:ウツセミ≦マテリアル・コート<マジック・シールド
それはそうです。色を変えて何でもかんでも出せるなら、極端なことを言えば全部1つの属性に集約してしまっても問題ないことになってしまいます。
そんなことになったら、土枠ばかり大量に持ってる歌姫や、火枠ばかり大量に持ってる雷姫が枠数だけで他を圧倒してしまいます。
これらを踏まえた上で、戦闘スペル、消耗品の価値について既存カードを比較検討してみた結果、
シングル≦1枠≦消耗品≦Dual≦2枠
になると考えました。
例としては、プロテクションはスマッシュと同じだけ防御力が上がりますが、スマッシュのほうが攻撃力を上げる選択肢がある分、価値が高い。
スマッシュと同じ効果である豪傑の酒。
プロテクションやスマッシュと同じだけ防御力が上がるけれど、即時不可だと更に+2する頑強の薬。
その頑強の薬の最大効果より防御力の上がるプロテクションDual。
プロテクション≦スマッシュ(1枠)=豪傑の酒≦頑強の薬<プロテクションDual
見事に想定通りである。
他にも、ブラインドネスと腐食のビネガーは同じだけ攻撃力を下げるが、腐食のビネガーの方が装備品破棄効果が付いている。
しかしブラインドネスDualの圧倒的な攻撃力ダウンには及ばない。
ブラインドネス<腐食のビネガー<ブラインドネスDual
装備品破棄効果の価値によっては、ブラインドネスDualより価値がある場合もあるかもしれない。
1枠のストライキングと勇敢の薬は全く同じ効果。
ストライキング(1枠)=勇敢の薬
この辺までは、ほぼ想定通りのバランスになっていると思われる。
しかし、この先が問題である。
消耗品三種の神器と呼ばれる戦闘スペル、消耗品、特殊能力対抗の三種については、このバランスが全然見合っていないのです。
スペル・バリア<スペル・バリアDual<忘却のスクロール<クロス・トルネード(2枠)
バニッシュ<バニッシュDual<魔法のロープ<クロス・ハリケーン(2枠)
マインド・デストラクション<マインド・デストラクションDual<分解のパウダー
どれもが、打ち消すだけしかできないDual効果より【1D】ダメージ分の価値が高くなっています。
2枠スペルのヒートストロークやクロス・トルネード、クロス・ハリケーンでようやく三種の神器の価値を上回ることになります。
せめて【1D】ダメージがなければ、Dual効果と同等になりバランスが他と見合う事になるのですが。
ですが消耗品はこんなDual効果以上の強カードばかりではありません。
斑蜘蛛のネット<ポイズン・スプラッシュ(1枠)
1枠効果のポイズン・スプラッシュに遠く及ばない斑蜘蛛のネット。
スマッシュと同価値だった豪傑の酒と比べると、悲しい格差です。
それでもまだマシな方。価値的に一番低いのは、シングルと同じ効果しかないガリュンバーの瞳です。
シャドウ・バインド=ガリュンバーの瞳<シャドウ・バインドDual
こう見ると、三種の神器の過剰な【1D】ダメージを斑蜘蛛のネットとガリュンバーの瞳に分けてあげてほしい。
と思ってしまいます。
今更言ったところでどうしようもありませんが。
このような枠価値を考えていくと、やはり三種の神器の【1D】ダメージは過剰だったと言わざるを得ないと考えられます。
モンコレ1時代からの通例として【1D】ダメージが付いていたのでしょうが、周りの戦闘スペルがバランス調整されて弱体化されていった中、昔通りの効果だったのは強すぎたと言う事でしょう。
魔法生物に対する効果まで付いていた滅びの粉塵は、さらに過剰もいいところです。
枠価値の話からはちょっと話がズレますが、こういう昔からの効果だから付けていたけど強すぎた。と思うものがもう1つありました。
タイダルウェイヴの行動完了効果です。
フレイム・ストライク、タイダルウェイヴ、グラヴィトン、サイコ・カッターという、それぞれが属性の特徴を代表するようなカードで、Dualだと20ダメージ(グラヴィトンのみ10ダメージ)が出せる必殺技。
この中で、唯一タイダルウェイヴだけが行動完了効果が付いているのです。
おかげでタイダルウェイヴのみ、他の三種と違って耐性などで耐えられたとしても安全を確保してくれます。
これだったら、他の三種にもDualを使った時くらいは行動完了効果を付けてもよかったんじゃないかと思ってしまいます。
または、バランスをとってタイダルウェイヴから行動完了効果を外すか。
改めて戦闘スペル/消耗品のバランス見直しがされたというモンコレ20thでは、これら戦闘スペルはどこまでの調整がされてくることでしょうか。
特に、人気カードで復活はほぼ間違いないと思われるタイダルウェイヴについては。
あんなの見とうなかった
シングル効果が上がった反面、Dual効果が下がってバランス調整された感じでしたね。
あれはあれで、モンコレ20thで収録されるカードバランスの方向性が垣間見えた気がします。
今回、2色スペルがないので、フェニックスなど、バランスの調整しながらの復活はとてもいいと思います。
後は、7つ道具以外のアイテムの調整がキチンとしててくれれば全体的に文句ありません。
パーティばら撒き系能力が増えそうなので良い環境になりそうな予感はしますね