杉田劇場から

2005年2月5日にオープンした磯子区民文化センター杉田劇場のスタッフが綴るブログ。公演案内の他に美味しい情報も♪

公募作品審査の風景(前編)

2020-11-30 | 公演・イベントのご報告

こんにちは、ブログ初登場の杉田劇場事業担当Sです。

今回は10月某日に開催された、「雅楽×現代-真鍋尚之 笙リサイタル 作品公募」の審査はどのようにして進められたか、その裏側を書いてみたいと思います。

 

今回の国内はもとより、海外からも(これは担当もびっくり!)応募があり11点の作品が集まりました。

企画段階で新型コロナウイルス感染症の世界的流行で音楽活動が難しい中、正直今回はあまり集まらないのでは…と思っていたのですが、これだけの数の作品が集まったたことは企画担当者として大変嬉しいものでした。

真鍋さんも同様の思いだったのですが、その中から作品を選ぶというのは想像以上に大変で、心苦しい思いも抱きながらの作業となります。

 

その結果、最終的に3作品を演奏することになりました。

 

■カイー・カオ(台湾):霜降-笙独奏のための

■水野みか子:笙とチェロのための『紺碧色の向こうがわ』

■板村博貴:笙とチェロのための『独奏と合奏』

 

作品というのは、言うまでもなく作者の思いが詰まったもので、特に今回はほとんどの作品が「この公募のために書かれたもの」だったので、真鍋さんも大変神経をすり減らしつつ、時には手で指使いなどを確かめながら、何度も同じ楽譜を読み返しての審査となりました。

一人で作品を選ぶというのは、本当に過酷な作業なのです…後編では、どのような視点で演奏作品を選んだのか?そのお話へ続きます。(つづく)

 

雅楽×現代-真鍋尚之 笙リサイタル

2021年1月23日(土)14:00開演(13:00開場)

会場:杉田劇場 5階 ホール

チケット【全席指定】一般:3,000円/スマイルクラブ会員2,500円(杉田劇場窓口のみ)

※未就学児の入場はご遠慮ください。

※新型コロナウイルス感染症対策により、定員140名での開催となります。

 

プログラム

■湯浅譲二:原風景

■清水一徹:笙とチェロのための新作(初演) ほか

 

【作品公募による新作初演】

■カイー・カオ:霜降 ―笙独奏のための

■水野みか子:笙とチェロのための『紺碧色の向こうがわ』

■板村博貴:笙とチェロのための『独奏と合奏』

 

出演  :真鍋 尚之(笙)/多井 智紀(ゲスト:チェロ)

 

主催:横浜市磯子区民文化センター杉田劇場

助成:一般財団法人地域創造

 

チケット取扱 ☎ 045-771-1212(9時~21時 窓口)



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