京浜急行の杉田第2踏切のそばにある稲荷すし・オニギリの専門店「美好」。40年ほど前のことだが、私は帰宅途中にここでよくお稲荷さんを買って帰ったものだ。酒を呑んだあとに〆炭として食べるのには最高だった。
「美好」の包み紙。寿司屋らしく魚へんの文字が並ぶ。
この日購入したお稲荷さん(1個70円)。こちらのモノは油揚げの味に特徴がある。杉田の老舗の中ではいちばん味が濃いのではないかな。
「初浜」のように薄味で滋味深いのもよいが、酒を呑んだあとなんかは、こういうのがホントに旨いと思う。身体の隅々まで甘味が行き渡るような気がする。
中の酢飯は濃い味ではなく、ちょうどいい甘酢っぱさ。
お稲荷さんを買って帰ろうと思ったら、こんなのを見つけてしまった。キツネのおにぎり(1個110円)だ。
お稲荷さんは油揚げのなかにご飯を包み込んでいるが、キツネのおにぎりはご飯と油揚げが一体化してる。
前者が子どもを抱える母親のようなものだとすれば、後者は仲間が一体化したような感じか。お稲荷さんと違って、どこから食べてもご飯と油揚げが一緒になって口中へ入ってくるので面倒がない。
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