今日は、またまたトイレ工事のご紹介です。
通常、一般住宅のトイレの改修というと、
朝から便器を外して内装工事(壁紙・CF)をして夕方に新しい便器を取付完成
と1日で完了することが多いのですが・・
今回ご紹介するトイレ工事は、なんと7日間の工事です
どんな工事だったか、早速ご紹介します
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
まずは、工事前の写真から
築50年位の木造住宅です。
港区のど真ん中に、こんなにレトロな 便所 トイレが残っていたなんて
ザ・昭和
便器や手洗器はおしゃれにさえ感じます
お掃除しにくい代表ともいえる(笑)
モザイクタイルの床です
お客様のリフォームの要望は・・
とにかく掃除しやすいトイレ!!
激しく同意です!
TOTOのショールームでハイドロセラフロアを見てきたので、
床は絶対ハイドロセラにしたい!との事でした。
壁もせっかくなので掃除のしやすいハイドロセラにしよう!ということになりました。
ハイドロセラ | 建材・タイル | 商品情報 | TOTO株式会社(2023.5現在)
手洗いはシステムドレッサー、便器はネオレストAHに決定
それでは工事スタートです
いきなり跡形もなくなってますが(笑)
排水管はなんとドカンでした。
(ドカンって・・ドラえもんの公園にあるやつだよね? ←加藤、心の声)
タイルをはがすとこんな感じ。
下地のボードにも、昭和を感じます・・
シロアリに食われて、床の下地もボロボロでした・・。
(現在はお引越ししたようで、アリさんはいませんでした)
解体・配管の移設をしてから、床・壁の下地を作ります。
シロアリ駆除材を塗布して、大引きや根太・束等を施工しました。
シロアリは、今はいなくても必ず戻ってくるので下地処理は大切だそうです。
壁も元々塗り壁だったので、まっすぐではありません
下地用の木材に一カ所ずつ厚みの違うパッキンを入れていき、垂直を出します。
ここが一番苦労したところです(by大工さん)
ハイドロセラの床・壁材を施工していきます。
陶器でできているので、扱いも慎重に・・
そして完成写真がこちら!
引戸もせっかくなので、製作しました。
今までは、ガラス入りで中の気配もわかってしまっていました。
鍵も丸落とし錠だったので、人が入っているか分かりませんでした。
これが丸落とし錠です
新しいドアは、ポリ板で作りました。
鍵も表示錠になりました。これで来客時も安心ですね
換気扇もなかったので、新設しました。
お施主様は一つ一つの工程が進むたびに
『ぅお~~すごい変わった~』と感動してくれて、
とってもやりがいがありました
今回の工事では、壁の納まりや器具の選定等で、とても悩みました。
実際にショールームに行って、実機で使い勝手を検証してみたり・・。
その甲斐もあって、ご満足いただける工事ができたかなと思います
私自身、とても勉強させていただけました
前より器具は増えたのに、広くなったように感じると
仰っていただけて、本当にうれしいです
以上
昭和初期から平成の最新トイレに大変身した工事のご紹介でした