在来工法のお風呂場の防水が切れてしまった為、マンションの下の階に漏水してしまいました。
ユニットバスの工事は何度も担当させていただいてますが、在来工法のお風呂の改修を担当するのは今回が初めて。
たくさん勉強させていただいた現場となりました!
防水層の高さはお風呂の床から1mくらいまで。
なのでそこから下を解体して、防水層から作り直す工事を行います。
写真は防水の下地まで作ったところ。
この上にFRPという防水層を作ります。
FRP防水は耐水性・耐食性にとても優れたものですが、施工時にものすごい刺激臭を発します。
目にも染みるので、開けていられません。
職人さんは特殊なマスクと水中メガネで完全装備!
現場から戻った私は相当臭かった・・・。
在来のお風呂にはたくさんの工程があります。
防水下地→防水層→保護モルタル→タイル下地→タイル という順番で仕上げていきます。
こちらは最後のタイル貼りの様子です。
細かいタイルを一枚ずつ貼るのは大変なので、30cm角のシート状のものを貼っていきます。
水平に貼っているように見えますが、実はお水が排水口にちゃんと流れていくように排水口に向かってしっかりと勾配をとっているのです。
浴槽を置くスペースには、浴槽の脚が来る部分に土台を作ってもらいます。
浴槽がしっかりと水平に設置出来るようにします。
最後に浴槽を設置し、水栓を取り付けたら見違えるようになりました!
ユニットバスと違って在来のお風呂の工事は大変です。
解体から4日程あれば完成するユニットバスに比べ、工期は2週間以上かかります。
施工性やメンテナンス性を重視して、最近はユニットバスを採用する方がとても多いです。
ですが在来工法にはデザインの自由度が高いという大きな強みがあります。
好きなところに水栓をつけられますし、オシャレな猫足の浴槽を置いたりも出来ます。
柱があっても問題なしです。
ん~どちらにもメリットがありますね。
在来工法でオリジナリティ溢れる浴室にするか、スタイリッシュでお手入れの楽なユニットバスか。
さて、皆さんはどちらがお好みですか?
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