無料弁当60個+フルーツ白玉25個、お菓子、マスクを21:30から提供して22:10頃には完パケ。中秋の名月。お月見ということで、先着25名分だけだが、デザートに白玉を用意した。開始時に15名以上の長蛇の列。10分も経たず、あっという間に半数以上の弁当が無くなった。その後の常連も、今夜は早めの来店だった。
月末が近いので生活費が厳しい方も多いのだろう。今月から生保を利用している方が久々に訪れ「金が足りなくなってきたので来た」と言う。普段は見かけない若い方に話しかけると、昨日で米が無くなり、キツイと話す。自炊をすると言うので少し野菜をあげた。みんなカツカツだ。
線路の向こうから来ているホームレスに、昨夜見たという足の悪いホームレスの話を聞く。その方が、しばらく水しか飲んでいないことを心配した彼は、今夜も寝床を訪れ、一緒に当店に行こうと誘ったらしい。ところが、彼は昨夜、救急車で病院に運ばれて調子が悪く、歩いて来られないそう。寝床の場所を詳しく聞いて、自転車で弁当を配達することにした。
彼は某所に座っていた。昨夜は転倒し、近くの交番にいた警察が救急車を呼んでくれた。骨にヒビが入ったと話す。路上歴は長く、以前は新宿の都庁の近くにもいた。新宿で定期的にある炊き出しのことも「あそこは医者がいるんだよ」とよく知っていた。
赤羽にもいたらしく、参考までにどこにいたか聞くと、終電が終わってから行動していたとのこと。さすがにその時間帯の夜回りはできていない。「この時間帯にここにいれば、また持って来ます」と伝えると、感謝の言葉を口にした。
この街には、私たちがまだ把握できていないホームレスが大勢いるのだろう。満月に無事を祈る。
(9/22のTweetより 一部修正)
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