無料弁当60個+お菓子を21:30から提供し、23:30頃に残6。昼に路上脱出5人目の方が来店。近況を報告してくれた。次のステップへ向けて頑張っているところ。
夜に路上脱出一人目の支援者が来店。アルコール依存治療の為の病院へ行ったが、途中で帰ろうとし、今後の治療を拒んだらしい。彼の保護費は不動産屋が管理し、毎日1500円ずつ渡しているのだが、ほぼ全額を酒に溶かし、そればかりか一悶着あったとのこと。先日来店したときに私が待ち合わせをすっぽかした事を叱ってから、顔を出しづらいのか来ていない。スタッフのSさんが弁当と水の配達を申し出てくれたので、お願いした。
開始時は7名ほどの列。今夜も弁当は2個まで。「人が増えたもんね」と納得してくれた。屋外ではあるが、ディスタンスを取り、感染対策にも今まで以上に気を使うことにした。警備職の方は、熱中症になりそうな同僚をフォローしながら、汗だくで仕事をし1000円ほど缶飲料を飲んだらしい。過酷な外仕事。
戻ってきたSさんによると路上脱出一人目の方は、配達した弁当の受け取りを拒否したらしい。多くを語らず、渡してきたとのこと。「寂しいんですよ、きっと。どうにもならない寂しさから、イライラして呑んでしまうんだと思います」
私は先日彼を叱った事を間違った対応だとは思っていない。叱った翌日は私の言う通りに、支援者へ電話したらしい。ただ、気の弱い彼が強めの否定と受け取った可能性も否定できない。これからどうすることが最善なのか。アルコール依存症の方への対応は難しい。
以前にどなたかから、私達の活動について「助けてあげることが目的なのか」と問われた事がある。私達は弁当を提供しているだけであり、助けたいとか、救ってあげたいとか、考えているわけではない。ただ、できる範囲で寄り添って応援したいとは思っている。無料で弁当を提供することで「誰もが生きていていい、かけがえのない存在なのです」と、毎晩暗闇にメッセージを出しているつもり。
どこかの国の偉い人が「明かりが見え始めた」と言ったらしいが、「明かり」は見えるものではなくて、灯すものだろう。死亡フラグを一個ずつ消して、希望フラグを掲げよう。今日もマスクや野菜のご寄付が届きました。やさしさのバトンを、ありがとうございます。そのバトンをどんどんパスしていきます。
(8/27のTweetより 一部修正)
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