とある弁当利用者から「数日前から公園にいるホームレスを知っているか」と話しかけられる。把握しているが、何もできていないと伝える。「昨夜、余分に弁当をもらって彼の横で自分も食べたが、彼は手をつけなかった。今夜はお菓子を持って行っていいか」優しさが連鎖している。「お願いします」
彼はネットで無料弁当を知り新宿から赤羽へ移動してきたネカフェ住民。先日の雨の中を取りに来てからの常連。コロナ不況で住居を失ったらしいが、日雇労働できる体力があるのでまだ生活保護の世話にはならないと言う。「体がダメになったら相談するよ」他の方にも同様のことを言われたことがある。
国の世話にはなりたくない、自由を制限されるのがイヤ、体が動くので大丈夫、家族に知られたくない(扶養照会は拒否できます)……理由は様々だが、ギリギリで踏ん張っている方が多くいる。その方々が一番苦しかったりする。水ぎわでもがいている方々を一斉に救う為に、一律給付金しか方法は無い。
(4/13のTwitterより 一部修正)
4/13(火)
時間通りに早めに自転車で来る弁当利用者に、離れた場所にいるホームレス二人分の弁当配達をお願いしている。他に、元ホームレスのばぁちゃんの住まいの近くにいる二人。最近、公園にいる方に自主的に配達してくれた方は、今夜も配達をお願いした。全部あわせて5人のホームレスに弁当配達している。
それぞれ取りに来るように伝えているが、事情は様々。足が痛い、体調が悪い、寝てしまう、店までの道が覚えられない。配達をしているのは当店のスタッフではなく、一人が常連のばぁちゃんで、二人が弁当利用者。今日も無料弁当を通して優しさが連鎖していく。みんな生きぬいてほしい。
(4/14のTwitterより 一部修正)
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