無料弁当55個+お菓子を21:30から出して23:30に残1。夜営業に食べに来ていた路上脱出5号と一緒に弁当づくり。時間がずれていて顔を合わせることはなかったが、1号と2号も来た。無料弁当を通して路上生活を脱出した方々が、同じ日にたまたま訪れた。そんな7月最終日の夜。(ちなみに3号と4号は無料低額宿泊所を脱走し行方不明)
1号は少し酒を呑んだことを自ら白状した。残念。2号は宿泊所を出てアパートに移りたいが、ケースワーカーに言い出せない。外泊許可をもらい、どうにかならないか、我々に話しに来た。5号はアパート暮らしが始まっているが、近所に知り合いはおらず、寂しいらしい。
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月イチで病院に行くオバちゃんは、今日が診察日だった。二週間後に再度来るように言われたらしく、シクシクと泣き出す。新しく薬を処方されたらしく、その効果を見るのだろうと想像し、悪くなったわけではないとスタッフ皆で励ます。病院に行くこと自体が怖いらしい。その気持ちは、よく分かる。
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若者が4個カバンに入れるのを目撃し「3個までだよ」と声をかけた。ひとつ戻して無言で去った。何日も食べていない可能性も無いとは言えない。もう少し事情を聞けばよかったと反省。当初は今日で終わりの予定だったが「明日からもやってますよ」と皆に伝える。ひたすら傾聴し、心に寄り添う夜は続く。
(8/1のTweetより 一部修正)