無料弁当61個+お菓子、マスクの予定だったが、追加で11個つくったので合計72個。開始時に15名ほどの行列。その後も次々と訪れ、開始10分で用意した弁当すべて終了という史上最速のぺース。この後、遅くに来る予定の方の分を、急遽つくり始めるも、炊いていたご飯が無くなり、スタッフの賄い用に購入した海苔巻やパン、備蓄していたアルファ米などの保存食をかき集め、無理矢理セットして提供した。それでも毎晩最後に来るホームレスの分までは用意できず、せっかく取りに来てくれたのに肩を落として去る後ろ姿を見送ることになった。(彼は恥ずかしがり屋なので人のいる早い時間には来られない)
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ザッと見た感じでは初めての方はいない。たまにしか来ない方が一気に来た印象。月末が近くなり、切り詰めている方が多いのだろうか。作れる弁当の数は限界に近いので、大勢に公平に渡す為には、一人あたりの数を減らすしかない。(現在は一人3個まで)
21:30という遅い時間に、何のおかずが入っているかわからない弁当をもらう為に、通いつめる方々の気持ちを想像する。胸が痛い。3個持ち帰った弁当を、当夜、翌朝、翌昼と食べている方を知っているので、個数制限をどうするかは、明日の開始時の集まり具合を見て決めることにする。もしこの弁当が無かったらこの方々はどうやって食事をとっていたのか。
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疲れているのか、焦っていたのか、調理中に包丁で指を切った。早く終われば早く帰れるのでいいのだが、弁当を取りに来た多くの人の必死な様子…その熱気にあてられて、考えこんでしまう。一向に好転しない世界を前に、野戦病院のような日々。何をすべきかを考えながらの、暗中模索の日々は続く。じっと手を見る。
(8/24のTweetより 一部修正)