交差点が目前に差し掛かっているにもかかわらず、信号待ちを惜しんで車道を横切る歩行者が撥ねられて落命した人もいる。
僅かな10分を惜しんで落命し、未だ此の先希望在る人生がシャットダウンする程馬鹿らしい事は無い。
昨今は、安全とされていた建物の中にいてさえ、車が突っ込んで来る時代である。
そんな安全が保証されない此の世で、前述の様な行為は自殺行為である。
吾も、「ああ、今両車線に車が無いし、ショートカットするかなぁ」
と思う時が在るが、思い直す。
確かにどう見ても車もおらず事故の可能性は無い。
だが、そう云う習慣付けをしていると、無意識に行動に出る。
其の無意識時の行動に限って、事故に吸い寄せられる。
気を付ければ絶対安全とは云えない。
だが、事故に遇うリスクが減る。
ちょっとした事は、色々な事象にも当て嵌まる。
長々とした予定管理や時間管理を組立てるのもいいが、普段の僅かな時間で済む事を後回しにして、1日の予定が大きくずれ込む事が在る。
後回しにした事は、後に済まさず手付かずで放置してしまうものである。
ほんの2、3分を惜しんだが為に、今後の生きるであろう人生の時間が一瞬で消えるのは余りにも馬鹿らしい。
此の齢になって最近、時間の大切さが解った.....否、解りかけて来た。
人の人生の時間。
何時、時の刻みが止まるかは誰も解らない。
老若男女関係無い。
実生活に吹く風は相変わらず暴風であるが、こうして悪態が吐けているのは奇跡である。
毎日続く奇跡に感謝して、実生活に吹く暴風を利用して飛び続けたい。