新潟県で一時800台に及ぶ大渋滞となり立ち往生した。
解除の目処が立たず、18時間以上動かず。
ドライバーの皆さんは本当に大変だったろう。
先頭車は何だったのか解らない。
よく在るのが、県外の大型トラックがスタッドレスを履いておらずスタックし、道路を塞さぐと云うパターン。
スタッフしている間にも雪が降り続き、埋まって行く。
吾が付図思ったのが、此の立ち往生の中に、EV車(電気自動車)が居たのかどうかである。
ガソリンや軽油等の内燃機関であれば、立ち往生中のガス欠はサブタンクや携行缶で調達が出来る。
だが、電気自動車は給電施設が殆ど普及しておらず、ガソリンスタンドの様にインフラが整っていない。
電欠したら其処で終わりである。
此の事について識者は、
「電気自動車は、大雪での立ち往生に弱い傾向が在る」
って、傾向も何も一貫の終わりやろ。
アホちゃうか。
内燃機関でも、立ち往生の場所にガソリンスタンドが無ければ電気自動車と同じ運命ではあるが、だが、災害救助要請で自衛隊等が救助に来れば、燃料の調達も出来る。
電気自動車も家庭用コンセントで出来ると聞くが、アンペア数が足らず早速ではなく、発電機では不可である。
将来、充電インフラがガソリンスタンド並みになれば、其の心配も無かろう。
電気自動車を増やすより、先ずは充電インフラを普及させる事だ。
今在るガソリンスタンドに充電設備を設置出来れば云う事は無い。
其れが可能かどうかは解らぬが、素人考えで思った事である。
欧州による、悪質な内燃機関排除が我が国の車社会に悪影響を及ぼしている。
充電インフラが全く進まぬうちから電気自動車を盛んに宣伝する始末。
吾は数年前、三菱のi MiEV(軽自動車)をレンタルして電欠を起こして難儀した事が在った。
彼方此方に充電設備が在るじゃなし.....。
結局レッカー移動となった。
まぁ、吾が計算して走行せぬのが悪い?のだが、其れにしても緊急対応が出来ぬ電気自動車は 便利が悪い。
メーターを睨みながらの運転は気が散って危ない。
車と云うものが初めて市場に出回った当時も、ガソリンスタンドが多く在った訳ではないので、結局は同じ歩みとなるのだろう。
だが、どうも本気で充電インフラを拡大しようとしているのか、其の動きが感じられない。
電気自動車の最大の敵はもう一つ、停電である。
幾ら充電設備が彼方此方に在っても、停電すれば役に立たない。
飾りにもならぬ。
降雪の多い我が国。
北極が目の前のノルウェーは、8割もの電気自動車が普及しており、ノルウェーを盾にして電気自動車の必要性を前面に押し出す者が偶に居るが、ノルウェーは気温が低いが、降雪は非常に少ない。
其れと、略同じ国土面積でありながら、人口は約500万人。
人口の密度も違えば、公道上の車の量も違う。
此れでは何の参考にもならぬ。
環境が全く違う国を例に挙げても何等説得力は無い。
本気で電気自動車を普及させたいのであれば、ノルウェーの様に、国と自治体が主導でやらねばなるまい。
我が国の様に民間任せでは一向に進まぬ。
あと一つ、冬場の立ち往生で、寒さを凌ぐにはエアコンであるが、電気自動車はエアコンをONにするしか無い。
ガソリンや軽油の内燃機関では、極端な話、エアコンスイッチを入れずとも、エンジンの暖気を取り入れる事が出来る。
除湿が出来るエアコン程快適ではないが。
外気温との関係で、エアコンをONにしなくても、結露しない場合が有る。
ガソリンや軽油の内燃機関のメリットとも云える。
我が国が電気自動車に置き換わるのはまだ未だ未だ遠い先の話である。