おも〜か〜じ(面舵)‼︎

今年の総括

大晦日を迎えた。

当初、年末は荒天になるだろうと予報されていたが、今朝の感じだとそうは見えない。

日差しは無いが、非常に穏やかな朝である。

もう今年の総括をしても良かろう。

今年は.....今年も目紛しい一年だった。

祖母の状態の波が激しく、夜中に緊急の電話が在ったり、仕事中にも.....。

実は祖母の葬儀も一悶着在った。

普段から、若しもの蓄えをしてはいた。

してはいたが、祖母が心原性の脳梗塞で倒れてからは、在った蓄えも介護医療費に溶けてしまった。

薄給手取りである為、手取りから引く余裕は無く、蓄えを切り崩していた。

約1年間払い続けた、月8〜10万の介護医療費で、蓄えが尽きた。

蓄えが尽きたのを図った様に祖母が亡くなった。

葬儀費用が全く無い状態に陥った為、銀行からカネを借りた。

借りたカネは20万円。此れを超えると、毎月の生活に関する支払いをすると返済が不可能になる。

銀行から振り込まれる迄、数日掛かる為知人からカネを借りた。

葬儀と云っても、カネが無い吾は、火葬のみのプランで行った。

普段から付き合いの無い叔母だったが、祖母は親に当たる為、報せぬ訳には行かない。

後で何こそ云われるか。

叔母には娘と孫がいる。

吾とは一線を画して生活をしており、向こうグループで仲良くやっているとか。

祖母の葬儀が何故火葬のみとなったかは、吾にカネが無かったのもそうだが、此のクソ叔母連中が一切カネを出そうとしなかった。

祖母は叔母の親である。

幾らか援助してくれても良さそうなものである。

香典はくれた。

叔母と娘との連名で1万円。

もう1人、婿養子に入った叔母の孫が1万円。

職場からは申し訳程度で1万円。

まぁ、こんなもんなのか.....。

連れに云わせると「少な過ぎじゃないか」。

此れのみである。

おまけに、婿養子に入った孫が、嫁が私も行くと云ったが、来るなと云ったそうだ。

火葬のみの葬式なんかに恥ずかしくて嫁を連れて行く気にならなかったそうである。

何を云われてもいいが、祖母の葬儀費用を一銭も出さずによくそんな事が云えたものだ。

若し、少額であっても援助をして貰えるなら、火葬のみとはならなかった。

当日、葬儀会館ではもう1組の葬儀が執り行われていた。

其れはもう豪華で、参列者もひっきりなし。

喪主らしき男性を見たが、吾よりずっと若い。

吾は奥まった一角の部屋で、畳で云えば16畳の間だった。

棺桶を含めて、経机の様なものに線香立てが置いてある。

其処に7人が入れるスペースである。

此のクラスの部屋が在ると云う事は、身内だけで簡単に済ませたいと云うご家庭も在ると云う事である。

葬儀の規模と人数に応じて部屋が違い、葬儀の申込み手続きの時に割り当てられる。

と、葬儀費用のカネを一銭も出さずに口出しだけは一丁前である。

貰った香典で、葬儀費用が賄える場合も在るが、吾の場合は香典返し(茶の子も含む)で消えた。

まぁ、此の叔母グループとは、以前から付き合いは殆ど無いので、祖母が亡くなった事で更に交流をする必要性は無くなった。

やっと縁が切れる。

と、ホッとした束の間、新たな問題が湧いて出た。

吾が高校生の時、祖父母と吾を置いて両親が家を出た。

其の両親が其の後何処に移り住んだのかは解らなかった。

数年前に聞いた風の噂では、既に他界したのではと云う事だった。

だが、10月半ばに、某県の市役所から1通の通知が届いていた。

〇〇県〇〇市に市役所からだった。

「ん?何でこんな所の市役所から通知が来たのだろう」

と?マークが頭の中を埋め尽くした。

身に覚えの無い市役所からだったので、新手の詐欺か何かと思い、開封を思い止まった。

ネットで検索して、確信を得てから開封した。

開いてみると其処に書かれてあったのは、吾の父(継父)の固定資産税の支払いに関する内容だった。

以前に亡くなっていたと聞いていたが、今年の7月に亡くなっており、両親が住んでいた家と土地の固定資産税を今度は吾に払ってくれと云う訳である。

吾が直系の子である為だ。

降って湧いた様な話で、「はい、払います」と云う訳には行かない。

一体、何れ程の家と土地に対して、幾らの課税金なのかも解らない。

其処で、某市役所には直ぐに回答はせずに、家と土地の情報を取り寄せる事にした。

家と土地の公課証明と云うやつである。

計算してみると、大した額では無かったものの、薄給の吾が肩代わりする事は無い。

吾は某市役所には「相続放棄」の手続きをすると回答した。

相続放棄は個人でも出来るので、自ら必要書類を掻き集めた。

家庭裁判所が管轄なので、父が死んだ住所の管轄の家庭裁判所へ郵送で手続きする事にした。

仕事を休んで、某県迄出向く暇は無い。

一番厄介だったのは、死んだ父に関する住民票(除票)と戸籍謄本だった。

直接某県に出向けば、1日で必要書類は取れる。

だが離れた所からなので、郵送でのやり取りになり日にちとカネが掛かった。

擦った揉んだ在って、正式に受理された旨の通知が某家庭裁判所から送られて来た。

此れで、吾が此の件を負う事は無くなった。

吾の次の順位の者が此れを負う事になる。

はぁ〜全くどいつもこいつも碌な奴は居ない。

此れで悪縁から離脱する事が出来る。

生前の祖母の介護に関するサービスの手続き、相続に関する手続きと、勉強にはなった。

相続放棄の今回の手続きは非常に簡単だったので、此れを弁護士や司法書士等い依頼すれば、大体5万円で足りる。

だが、5万円ものカネが在れば生活の結構な足しになる。

専門家に頼むのは、ドブにカネを捨てる様なものである。

年末年始は、誰にも邪魔されず静かに送れる。

家族や親戚が多いと賑やかで楽しいと云う者も居るが、時と場合による。

碌でもない家族や親戚は、煩い邪魔者でしか無い

家族内に於いて、袖にされ続けて人生を終える者も居る。

身寄りが無い孤独者が一概に不幸ではない。

独身貴族とはよく云ったものである。






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