Tが仕事中にスマホで読書をしているのを現行犯で目撃した。
Tは、挨拶が一切出来なかった奴でと当ブログにも書いた。
吾の部署は作業人数が少なく、僅か4人で回している。
T座り仕事となると全く手が動かない。
居眠り迄する始末。
辺りをキョロキョロと見渡し、自分に視線が向いていない事を確認し、膝にスマホを置いて、作業をしている振りをしてスマホを凝視している。
入社当時から挙動不審だったので、特に注意を向けていた。
或る時、全く手が動いておらずフリーズ状態だった。
吾は悟られぬ様に、Tの後方に回り込んだ。
見ると、手を動かし乍ら作業をしている振りをして、膝の上のスマホを見ていた。
画面は小説だった。
吾は敢えて注意せず、止めるかどうか泳がせてみた。
Tがサボり始めたのが、4ヶ月前の40代のナチュラリストOが中途採用で入社した時からだった。
そうは云っても、Oに仕事を教える様に云った。
TはOに説明する傍ら、少しでも手が空くと、Oの後ろに回り込みスマホを隠す様にして読書を始める。
仕事を教え乍ら自身も別の作業をするのかと思いきや、説明してOが作業をしている傍らでTはスマホを一心に眺めているのである。
其のサボりが止む事は無く、辺りを見渡して確認して読書又はゲームに興じている。
上司も其れを見ていた様で、或る時吾が上司に呼ばれた。
上司:「おい、Tだけど、彼奴は作業中にスマホをずっと見ているが、お前気付いているか?」
吾:「はい、自分も気付いてます。一度彼奴の後方に回り込んで確認してます」
上司:「いつからなんだ」
吾:「Oさんが入社して、指導を兼ねてペアで作業させた頃からです」
上司:『え? そうは云ってもあれから4ヶ月経つぞ。注意しなかったのか?」
吾:「あ、はい。暫く泳がせて、サボりが止むか先ずは様子を見ようと思ってました。自分も其の時にご相談すればよかったんですが、すみません」
上司:「いや、まぁこの時節、ちゃんとした証拠を押さえてからでないと、知らぬ存ぜぬを決め込まれても面倒臭い。俺も、彼奴の後ろを通った時にリスマホを眺めていたからな。俺も其の時に注意すればよかったが、先ずはお前に確認を取ってからと思い、其の時は何も云わなかった」
吾:「どうしますか?自分が追い込んでみましょうか?」
上司:「そうだな。いきなり切り出すんじゃなく、最初はやんわりと問い掛けて、俺とお前が現行で目撃している事を匂わせて、最後に彼奴に見解を云わせる様にしてみようか」
上司.....。
以前当ブログでも書いた馬鹿上司である。
何が在ったのか、最近はすっかり鳴りを顰めていてマイルドになっている。
此れは此れで不気味である。
一応、上司との連携も取れたので、明日以降もう一度Tのサボりを確認したら、其の時は追い込みを掛けて、型に嵌めようかと思っている。
此の件の結末は次回以降の記事に書いていく。
挨拶は出来ぬ、作業中にスマホを眺めてゲームや読書に興ずる.....。
30過ぎの男に、こんな基本中の基本な事を説明せねばならぬのかと思うと、いいかげんにしてくれと願うばかりである。