おも〜か〜じ(面舵)‼︎

韓国旅行

今回、野暮用で韓国に行く事になった。

関空からの出立である。

実は、職場にだいぶ前に在籍していた韓国人が働いていて、今はもう辞めているが、此の人と会うのが目的である。

在籍当時から気が合ったのか仲良くなり、辞めたあともちょくちょく連絡を取り合っていた。

搭乗手続きと保安検査場もスムーズに通過した。

搭乗迄の間はゲート前の待ち合いスペースで寛いでいる。

周りを見渡すと日本人が1.5割で、あとは韓国人ばかりである。

何で解るかというと、顔の表情と骨格で判別が付く。

まぁ、耳に入って来るのはハングル語が殆どである。

何を云っているのかさっぱり解らない。

後ろから聞こえて来る韓国人男性の話す声だが、韓国の芸能人が話すあの声そのものである。

皆同じ声質に聞こえるのは吾だけだろうか。

ちょい低めの声。


搭乗後.....。

さて、無事に搭乗し席に着いたところである。

席は前の方で、出入り口付近と此れは良い。

座席は満席.....ではなく9割程度といったところか。

そして無事に離陸。

お、離陸時の揺れが殆ど無い。

そして、上昇する時のGと、あの浮遊感も其れ程でもない。

航行時も揺れが無く快適だ。

此れは機長の腕が良いのか解らぬが。

先程、CA(韓国人)が吾に声を掛けて来た。

🍢 🍢 🍢 🍢 🍢?」

何を云っているのかさっぱり解らない。

盛んに左の腕の内側を見せろとジェスチャーして来る。

シャツを捲り上げ見せたら、納得して持ち場に戻って行った。

一体何だったのだろうか。


そうこうしているうちに着陸態勢となった。

旋回も機内への影響は無い。

そう云えば、飛行中の揺れも殆ど無かった。

愈々、着陸である。

高度が下がり、滑走路が見えて来た。

着地時にどれ程の衝撃が来るのかと身構えた。

お、こ、此れは.....。

いつタイヤが着地したのか解らない程だった。

減速時に多少在ったが、此れはどれも同じである。

タラップが接続され、飛行機をあとにした。

次は入国審査である。

パスポートと入国カードを提示して、両人差し指の指紋を取られ、顔認証。

OKとなり通過し、預け入れた手荷物を取り出口へと向かった。

元同僚のKと其の友人がが結構な高級車で迎えに来ていたので、車に乗り込んだ。

空港から目的地迄は車で約40分。

看板が見えるが、其処に何が書かれてあるのかが解らない。

おでんを組み合わせた様な🍢 🍢 🍢 🍢 🍢ハングル語はさっぱり解らない。

時折り見る文字がミツカンのラベルに在るロゴに見えてしょうがなかった。



吾は後部座席に座り、Kは助手席だった。

高速道路なのか結構な速度で走っている。

走行中も2人は、楽しげに話していた。

時折り笑いも在り楽しげだった。

🍢 🍢 🍢 🍢 🍢!! WA HA HA HA〜!!」

140km/h.....。

🍢 🍢 🍢 🍢 🍢!! WA HA HA HA〜!!」

160km/h.....。

メーター見ろや。

頼むでホンマに。

此れで中央分離帯にでも突っ込んだら、皆が即死である。

吾は疲れた体を目的地に着く迄車内で寛ごうと思っていたが、此れでは寛ぐどころか、余計に気疲れして疲弊してしまう。

走行中の車だが、反対車線の車を見ると、「お、トヨタ車が多いなぁ。ホンダ車もかなりの数だ」。

グリル中央のロゴマークを見るとヒュンダイだった。

パッと見だとトヨタ車やホンダ車と見紛う程である。

それとある事に気付いた。

走行中の車(トラックも含む)のガラスは全面フルスモークである。

聞けば、プライバシー保護の観点からOKだと云う。

当然乍ら、車検もOKだと云う。

日本では、運転席、助手席側はスモークはNGである。

夜間の走行で危険な為、ガラスの透過率が厳しく制限されている。

暫くして目的地に着いた。

辺りがだいぶ薄暗くなって来た。

吾は敢えてホテルを予約しておいた。

Kの所に世話になってもよかったが、落ち着かないので宿をとった。

荷物を置いて、Kと食事に行った。

何処で何を食うかはKに凡て任せた。

連れて行かれた店は、日本で云う所の焼肉屋と云うか鉄板焼きと云った感じの店だった。

サムギョプサルを食った。

割と美味い。

店員が豚バラのブロックをハサミで切り分けて焼いてくれた。

白菜キムチが大量に出て来た。

此れを3人で食うのか? と思う程の量だった。

吾もキムチは嫌いではないが、Kと其の友人は、鉄板で焼き上がったニンニクと焼いたキムチを交互に口に入れて貪る様に食っていた。

確か、ニンニクを大量に食うと中毒症状を起こすと医者から聞いた事が在る。

1日の適量は1粒から2粒だった筈。

彼等は、そんな事はお構い無しに口に入れていた。

国によって胃腸の耐性が違うのだろうか。

ニンニクは殺菌作用が高く、適量は非常に体に良いが、摂り過ぎると強烈な腹痛と下痢に襲われる。

其の旨を聞くと、そんな事になった事が無いと答えが返って来た。

矢張りお国柄なのだろう。

吾は1粒で済ませた。

店に入って先ずはビールと云う事で「TERRA」と云う銘柄もビールを飲んだ。

此れが非常に飲み易い。

後味がスッキリして喉越しも良く、吾は気に入った。

確か最近日本に入って来たビールだった筈。

今度、見かけたら買って飲んでみるか。

白米も在るし、油揚げの入った味噌汁も在るし、味噌も其れ程遜色無い。

辛さを除くと、日本人の口には合う。

韓国は何でも自国を発祥の地としたがるので、日本に在る物は凡てが韓国発祥と云っている。

どちらかと云えば、我が国に古くから在る食べ物が韓国でも食べられて今に至ると云うのが正解であるが、そんな事を思っていてもKと其の友人の前では云える筈も無い。

器は手に持って食べる、箸は横に置く様に躾けられて来た吾だが、韓国では器持つ、箸を横に置くと云うのは行儀が悪いとされているのを知っていたので、器を手に持たず、箸を横に向けて置かない様に気を付けていたが、コレがまた面倒臭いし食べ辛い。

そうして時間も経ち、2人と別れた吾はホテルへ戻った。

ホテルは綺麗で、浴室とトイレは別々。

コンセントは日本と規格が違い220V。

コンセントの形状も違う。

USBの差し込み口が何処にも無く、スマホの充電に困った。

部屋内を物色していると、枝分かれした充電端子が在るのを発見。

助かった.....。

充電した儘、湯船に湯を溜め疲れ切った体を湯に沈めた。

身体が解れた所で上がり、ベッドにダイブした。

此の儘寝てしまおうと眼を瞑っていた。

すると何やら音がする。

「パキッ」

「ピシッ」

ランダムに木を割った様な音が聞きえて来る。

何の音かと眼を開けて聞こえる方に行ってみるが何も無い。

また眼を瞑っていたら、又先程の音がする。

此れひょっとしてラップ音と云うやつか。

霊が現れるとその存在を知らせる音である。

金縛り迄は無く、頻繁に聞きえていて暫く眠れなかったがいつの間にか眠りに落ちていた様だ。

二泊三日の予定なので、今夜も又あの音がするのだろうか。

1/6(土)の朝。

昨晩は、初日の夜程の騒がしさは無かった。

時折り、鳴っていたがだいぶ大人しかった。


少し遡って昨晩の夕食の話をしよう。

薬草や自家製培養のキノコ類を主な食材とした店に入った。

鍋に上記の食材をぶち込んだ鍋だった。

鮑も在った。

多種の薬草類キノコ類の出汁と云うかエキスが沁み出た汁を吸いながら食った。

内臓から温もった。

此れは此方に来てから思ったが、韓国の食べ物はスタミナ食である。

吾の体に起こった事だが、普段から手足の指先が冷たいのだが、身体中がポカポカしているのである。

此れは1日を通して身体が暖かい。

最初、熱でも在るのだろうかと思ったが、そうではなく、此方の食事で血流が良くなり代謝が上がった様である。

昨晩の薬膳鍋も体に好影響だった。

祖母が亡くなり、独り暮らしになってからは粗末な食事が多くなっていた。

食事の大切さを痛感した。

毎日スタミナ料理と云う訳には行かないが、週一くらいはこう云うのも良いと思った。

本日、日本へ帰国する、

吾は時折り、韓国を揶揄する記事を書くが、韓国人凡てが反日一辺倒と云う訳ではない。

Kも其の友人も気の良い人である。

又、行く機会が在ればと思っている。


















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