おも〜か〜じ(面舵)‼︎

一寸先は闇が此の世の真理

離縁してから、元嫁側に付いた種違いの娘も27歳である。

吾の娘の面影は12歳で止まっている。

どんな仕事に就いているのだろうか.....。

心に決めた人はいるのだろうか.....。

結婚して家庭を築いているのだろうか.....。

どんな容姿になっているのだろうか.....。

街で擦れ違って、娘だと気付くのだろうか.....。

娘の情報は一切入って来ない。

吾は、元嫁サイドの家族親戚からは「甲斐性無しの人でなし」となっているらしい。

何処からそんな札付きの悪にされてしまったのだろうか。

有る事無い事.....否、無い事ばかりの悪評を立てられているのかも知れぬ。

家庭の崩壊は一夜にして起こる。

家庭は砂上の楼閣である。

ほんの少し、砂が崩れ始めると、あっという間に崩壊する。

築くのに数十年掛かるが、崩壊は一夜である。

結婚してから50年も続くおしどり夫婦だと自慢しても、次の日には離縁したというのもよく聞く話である。

まるで実体の無い仮想の様なものである。

此の世は不確かなもので成り立っているので、確かなものは一切無い。

凡てがアンバランスで、首の皮一枚で繋がっている状態で我々は生きている。

「一寸先は闇」とは先人の言葉は真理である。






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