スミサキ日記

兄弟たちは、もし同じクラスにいてもあんまり話さないだろうタイプ

盆だけど諸事情により帰省しないことになり。ちょい実家や子供時代を思い出していた。

小学校の前半頃までは、かわいくて、構い倒していた。成長するにつれて、彼らがいわゆるモテるタイプだな?キラキラしてるな?と気付いてから、段々苦手になった。いや私自身、小学校低学年の頃は結構人気者の方だったけど…(友達を自分のがんばりで作った記憶があまりない、向こうから話しかけてもらった方が多い気がする)、色々傷付いた結果、中高生の頃には大人しいタイプになった、気を許した相手にはかなり饒舌な方だが。昔はおしゃべりすごい好きだったなー、一方的にしゃべり倒すくらい…だから嫌われるんだ、と学習してからは、許してくれる(だろう)友人相手にのみ片鱗を見せる程度にがんばって押さえてきた、これでも(でも私が人に好かれる要因も、おしゃべりだと思うの。相手を楽しませるためならおどけて話を盛る、サービス精神旺盛なO型だよ!「博識な方だと思う」も複数名から言われたことあるよ!)。
あと、聞き役に回らなければ、と思うんだけど……20代半ばくらい?で気付く、そもそも私、「人」が好きじゃないって。友人や気を許した相手の話は聞けるけど、興味ない人間の話を聞くのが結構苦手。そして大体の人にそもそも興味がわかない…。

いや、まあ、話してみると、面白い人だなとか、苦にならない人もたまにいる、興味がわかないなんて食わず嫌いかなと思ったりもする。でも「親しくなる」って、好意というか親しい空気をお互いに出し合い、受け取り合わないと成り立たないじゃん?そのあたりのさじ加減というか波長を探るのにちょっとエネルギーを使う、それが何か、私の一方通行だなとかひとり相撲だなと思うと、その後ある程度は親しくなることもあるけど、このくらいでいいかって手を引いたりする。そういうのの繰り返しで、人付き合いは疲れる。そういうものなんだろうけど。
……たぶんそういうひとり相撲の未来を無意識に想像してしまうんだろう、初対面の人でも(興味わかないな…)と思ってしまうのは。

とはいえ、おしゃべり好き、八方美人の気があるのも私であり、内心ちょっと人見知りしてるけど結構テンションを自分で高めてがんばっているのよ、初めての人相手には…。就活のとき、心理診断では超絶内向型、神経質と出たけれど(実際あの頃は自殺が頭をよぎっていた。でもまだ社会に出ていない、世界がすべてこうだとは限らない、絶望するにはまだ早いとも思って、踏みとどまっていた)、面接後には「え、明るい方で、人と上手くやっていけそうだと思いましたよ」って言われるくらいには猫は被れる。そんなに長続きはしないけど。(続いている間に、そう言ってくれた今の会社に就職した。)

(3年後に未遂で救急車乗ったけどね…。猫被りというか、子供の頃のようにおとなしく、でも明るく振舞うことがさほど苦にならなくなるには、立ち直る?には、その後8年くらいかかったわ。)

……昔は私も「べき論」が多くて、兄弟は仲良くするべき、家族は仲良くあるべきと思って、でもそう思えない・できない自分が辛くて苦しかったが(あの人たちが何を考えているのか分からない、気が合わない、期待されているらしい行動をとれない)。「自分」以外は「他人」だ、仕方ないじゃないか、と思うことを自分に許してもいいかなと思えるようになって、家族が「ちょっと苦手」くらいになったな。

親や兄弟との関係が出てくる話は、好きなタイプと嫌いなタイプがあるなぁ。昔の私のように、「家族だから嫌っちゃいけない、好きでなくてはいけない」という無意識の思い込みから脱していないと、読んでてほんと苦しい。一方で、思い合う人々の話は、自分にない(作れなかった)ものだから、とても憧れてしまう。
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