（私が行くので当然の）ニシーブリー先生回。まさかの2列目中央付近を当てたので、ほぼ足元だった。
ミュージカルとかお芝居って、西川さん単独ではないので、会場には他の人目当てだったりそもそも演目が好き、ミュージカルが好きという人が必ずいる訳で、若干アウェー感というか借りてきた猫にならざるを得ないから、できれば端や後ろの方が良かったなーと思いつつも。これまでのTMRライブ、一番近くて5列目だったので、もうこの距離で西川さんを堪能できるのは最初で最後だろうなって、始まったら楽しめました。
ちゃんとダメな中年（？）男だったね（笑）。私がパティだったらまずネッドと別れるな…まっとうに生きている人間が割を食うのは、しかもそれが自分だなんて我慢ならないわ。家賃を払わない男なんて滅びればいいのに（笑）。いやまあ、年齢設定がいくつか分からないし、あそこに至るまでの色々があるんだろうけどさ。たまたま付き合った人が家に親友を住まわせていて、自分が後から来た側だったら、最初は許してしまう、のか…？ともかくも最初に許していたなら、その時の自分への呪いも込めた怒りなんだろう（笑）。となると、自分が別れる＝更に割を食う、不利益を被るよりは、あるべき姿に戻れ！って躍起になるのも仕方ない。いや本当は撤退した方がいいんだけどね、向こうが間違っているのにこちらが引くのは更に負けた気になってしまうんだろうが。……撤退できると思っているあたり、私は年をとったのか、あるいはそこまでの恋を知らないということなのか（笑）。結局のところ、ネッドのことをそんなマイナス要素吹き飛ばすくらい魅力的、と思っているか、今更後に引けないかのどっちかだもんなぁ。パティ、エネルギッシュだったなぁ、すごく好き（笑）。
そして校長先生。声まで美しくてかわいいとか最高かよ。キャリアウーマンの苦悩云々はいつも愚痴っているので割愛するが、彼女は受け入れて着地させたよ、懐深いなぁ。私は「家賃を払わない男なんて滅びればいいのに」派だからさ（笑）。
そして子供たち。ちっちゃい、かわいい、そしてすごい（おい、語彙力）。ちゃんと芝居になってて、ちゃんと演奏になってて。サマー、脚本の力か？セリフ量の違いか？優等生ポジでありちゃくちゃくと壊れていく（笑）、キャラ立ちがすごい、嫌いじゃないわ！かわいいわ！フレディ（ドラム）をはじめとした演奏陣、最初ちゃんとぎこちなくからのスタート。他のライブでもドラムソロが結構好きなんだが、かっこよかった。
迎えに来るシーン、泣かせに来る。
そう、行く前は子供がすごいよと聞いていたんだけど、大人たちもすごいよね、何役やっているのかという（笑）。メタル系のいでたちだけど曲調は優しいな、と思っていたら、保護者役や先生役でも出てくるんだもの…。
1回見ると、西川さんと別チームの回とか、カキーブリー先生回も見たくなる。……とはいえ現実問題として、行くだけで諭吉が2, 3人飛んでいくので、もう無理かな…という感じではあるが…。
恐れていたパンフ代は2,000円でした。
西川さんはほぼ出ずっぱりでもあり、よくしゃべりよく歌い、それも嬉しかったポイント。まあやっているのは（私としては）周囲にいてほしくないタイプの役だけど（この手のタイプがいると、私はパティの役回りになってしまうから・苦笑）（もうこの年齢になると、相手を諭してどうこうさせようとするより、黙って離れたいが。もし自分では離れられないなら、直接ではなく外野（環境）を動かしてどうこうするかな…からめ手は苦手だが、やらないと（精神的に）やられるし…）。
物語としては、映画とアメリカでの公演という実績があるし、オーソドックスで王道で安心して見ていられる。デューイと子供たちの話が主軸、難しくはない。ロック知識皆無でも見れるが、分かる人は楽しいんだろうなーと思う。
