白亜紀やジュラ紀に栄えた動物。
爬虫類のような姿をしていたと言われるが、毛皮があった。竜というよりは獣に近い。
巨大なことで知られているが、実際は今に言われているほど大きくはなかった。化石は時代を経るにつれ、大きくなるのだ。
卵を産んでいた。胎生のものはいなかった。群れを作っていた。知能は高くなかった。環境に大きな影響を及ぼしていた。食いあい、けんかしあい、馬鹿にしあっていた。愛は育たなかった。ゆえに滅ぼされた。
その血流は今に残ってはいない。現代の爬虫類や鳥類も彼らの子孫ではない。哺乳類は完全に別系統の存在だ。
地球生命にとっては、大きな教訓となる存在である。人類も彼らのように滅ぼされないとは限らない。