ダイビングショップ店長のサンマリン・ナラザキでございます。
先ほど図書館でプレジデントファミリーという雑誌を読んでたら、
「潜水士」というコラムがあって、減圧症になったら、どうすれば?
という問いに「再度水中に入り・・・」が解答になってたけど、
ほんまですか?
いわゆる「ふかし」はもう昭和の頃の話だったはずなのでは?
出典は2006年潜水士試験だそう。
ちらっと立ち読みしただけなので間違っているかもしれないけど、
ちょっと驚いたので・・・。
所でここ数年、減圧症のレジャーダイバーが増えているようです。
減圧症って聞くと、意外と一般ダイバーの方々は認識が薄くて、
「インストラクターやスタッフと一緒に潜っているから、自分は大丈夫。」
と思っているダイバーが結構多いようです。
なんなら、「そんな危険なダイビングを、スタッフ自身がするわけがない」
くらいに思っている方もおられるかもしれませんね。
この考えは非常に危険です。
まずどんな病気でも同じですが、減圧症になるのも個々の差が非常に
大きいのです。
ダイブテーブルやダイブコンピュータはあくまで目安の一つでしか
なく、同じようなダイビングをしていても減圧症になる人とならない人が
いるのがごく一般的です。
では、毎日のように複数ダイビングしているスタッフと、休日にたまにしか
ダイビングしない一般ダイバーとでは、どちらが減圧症になりやすい
と思いますか?
誤解を恐れずに言うと、一般ダイバーです。
ダイビングスタッフは、元々水中での適応能力が高い人が多く、
そんな人が日々トレーニングを積み、相当の経験や体力もあり、
さらに健康面にも留意している人がほとんどです。
またリゾートでは、現地ガイドはダイビング後に飛行機にも乗りませんし
高地にも移動しません(ココ重要)。
また睡眠時間や疲労度、体内水分量、日々の精神的・肉体的ストレス等、
ツーリストであるみなさんと全然条件が違います。
そして過去減圧症にならなかったから、ダイビングスタッフになっているわけですので、
元々罹患しにくいタイプとも言えます。
そしてぶっちゃけますが、インストラクターだからといって、
みんなが減圧症に関して知識があると思ったら大間違いですし、
また、ダイビングショップだからといって、どこのお店も
お客さんの身体のことを親身に考えていると思ったら、これまた大間違いです。
だから、ダイビングショップのスタッフと一緒に潜ってるから自分も大丈夫、
というのは非常におかしな話だと思うのです。
ここで、はっきり書いておきますが、
こちら関西地方では、減圧症治療に関して、まともな知識と設備を持った
病院はありません。
きちんとした治療には、東京の限られた病院でしかできません。
費用的にも時間的にも非常に大きな負担となります。
そしてなにより、軽度でも減圧症に一度なったら、もう楽しいダイビングはできなく
なる可能性が非常に高い、精神的にも怖い潜水病なのです。
あなたは大好きなダイビングを一生できなくなっても良いですか?
そして、冬場なので誰も見ていないと思って、
さらにぶっちゃけますが、無知で減圧症になる人はかっこわりい(+_+)
減圧症になってから初めて後悔する、
というのでは遅すぎますので、
YUKIブログのような注意喚起記事を参考にしつつ、
減圧症に嫌われるために、色々な情報を集め、
自分自身で危険意識を持って欲しいと思います。
私が考える嫌圧(造語)のキーポイントは「水深」「1日の本数」
そして「水分補給」。
これはまた次回に。
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