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浸漬性肺水腫と高血圧の問題(ダイビング事故の要因)

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昨年、DANJAPAN会報の記事を読んで気になっていた「浸漬性肺水腫



「ここ数年、これによると思われるダイビング事故が増えています。」

とのことを、昨日のPADIwebセミナーで伝えていました。(PADIメンバーはプロサイトから見れます)

あくまで自分なりの理解ですが、

→浸漬性肺水腫が要因で安全停止中(5m)またはそれ以浅で「息苦しさ」を訴える
→ガイドがオクトパスを渡す
→そのオクトパスを吸っても苦しい
→パージする
→海水飲み溺れにつながる

といった事例が増えているのではないかと理解しました。(間違ってたら指摘して下さい)

浸漬性肺水腫については、DANJAPANの下記記事が非常に詳しいので、プロダイバー、高血圧、ブランク、40歳以上ダイバー、スキンダイバーは必ず読んでください。

浸漬性肺水腫を考える

浸漬性肺水腫のほとんどは翌日に回復するものですが、死亡例もあります。

また繰り返しやすい傾向もありますので、下記に該当する方(浸漬性肺水腫の可能性大)は要注意です。

・水に入って少し泳いだだけで息切れする。(水中に潜ると酸素分圧で症状が隠れるので少し楽になる)

・過大な運動量はないのに、エア消費が多くなる。

・浮上するにつれ、「息苦しさ」が明確になる。特に5m以浅。

医学的増強要因としては、冷水、過大な運動量、気道が陰圧、高血圧などがあるそうです。

きついウエットスーツはなんとなく分かりますが、水分の摂り過ぎも良くないというのは意外でした。

記事にもあるメディカルチェックの重要性を訴える中で「直前に最高血圧が150を超えている場合は中止しましょう」との記載ありますが、私は大賛成です。

とくに45歳以上の血圧チェックは義務化しても良いのではないかと考えています。

コロナチェックなんかよりも、よほど重要だと思います。

もちろん、高血圧だからダイビングが一切できない、ということではありません。

私もその年代ど真ん中なので、実体験として良く分かりますが、ダイビング前に緊張で血圧が急に上がることもありますし、ドキドキすることもあります。

きっと加齢により、日常の血圧も高くなっているダイバーの方もたくさんおられると思います。

それらを理解して、昔大丈夫だったから今も大丈夫と考えるのではなく、医師と相談し、きちんとコントロールすれば充分楽しめます。

またダイビングは無理をせず、自分の実力の7割ダイブが一番楽しいと思っています。

特に中高年ダイバーは、周りと一緒に目一杯楽しむのではなく、水深や潜水時間、本数を控えめにして、余裕をもって楽しむことをおすすめします。

そういったことができるお店を選択することも、とても重要なことです。

最大水深5M、潜水時間40分、本数1本でもダイビングはめちゃくちゃ楽しいことを私が保証します(^^ゞ

また6ヶ月以上のブランクダイバーさんは、以前大丈夫だったからという思いは捨てて、また一から控えめダイビングを楽しんでください。

ましてや数年ぶりのダイビングで、いきなりファンダイブとかは無謀すぎますので、必ず体験ダイブやリフレッシュ(復習)ダイブから始めるようにしてください。

あなたが一緒に潜っているガイドは、そこで毎日のように潜っているから大丈夫なだけであって、あなたも大丈夫という事には決してなりません。

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