ダイビングショップ店長ブログ.サンマリンショップ.tel.079-293-1506.NDS正規販売店

NDSレギュレーターのセカンドステージ「低圧ケース上フタ」(通称リング)の開け方

今回はNDSレギュレーターのメンテナンスをするプロショップ向けの情報です。(一般ダイバーの方は絶対に行わないでください。)

NDSレギュレーターのセカンドステージの「低圧ケース上フタ」(通称リング)の開け方です。



オーバーホールでなくても、現場やお店でゲストのレギュを点検したいときなど、開けたいときありますよね。



砂が残ってフロー気味になっているときや、吸う時に少しの引っ掛かりや遅れを感じるときなどは、セカンド内をきれいにして組みなおすだけで改善します。

新品時やOH後は薬剤でロックされており、指の力だけでは容易には開きません。(軽い力で開いたらそれは未整備品)

またしばらく使うと、ネジ山部が潮でさらにロックされるため、開けたいオーバーオール作業者泣かせとなることも多々あります。

メーカーマニュアルでは「90度のお湯に浸し、ゴム手袋で一気に強く回す」とありますので、工具などが無い場合は試してみてください。

ただ、メーカーもこの方法ではやっておらず、独自の治具を使っています(笑)

メンテナンスのプロ中のプロの方々に聞いても、お湯作戦はあまりやっていない様子でした。

まず私の作戦。

●滑りにくい系ゴム手袋で一気に回す(力が無くなった今、8割方はこの手法では開けられません)



●奇跡のベルトレンチ(これで開かなかったケースは、一度もありません。)

数々のベルトレンチを使ってきましたが、これだけがまさに奇跡のベルトレンチです。現在どこにも売っていないため、販売情報とかご存じの方がいたら教えてください。)



こちらもじわっと力を入れていくのではなく、一気に力を入れるのがポイントです。





外観上、潮腐食が激しいものは、先にお湯利用推奨です。

あと修理プロの方々のご意見

●プラスチックハンマーで、リング周囲を叩く。(これも意外と効果的で、私も現場でよくやりました。要コツ)

●お湯につけて温めてから、ゴムベルトを掛けてまわす。
(メーカーの治具もコレに近いですが、裏面に滑り止めがついています。)



●ベルトレンチは、ゴツイ物の方が掛かりが良いらしいです。



●フェイスリングとボディを丸ごと万力で挟み込み。

等など。プロの皆様の良い情報ありましたらぜひ教えてください。

素手で簡単に開いてしまう場合は、それはNDSレギュの規準を満たしていないことになります。

締めるときは素手で構いませんが、数センチロック剤を使って、最後キュッと一瞬の力で強く締めつけてください。

NDS製品のことなら、お気軽にご相談ください。

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