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先日マイBCのインフレーターボタンがトラブルを起こしましたので、対応と応急処置についてご案内します。
症状は、少量ですが給気が止まらないトラブルです。
水面でBCを脱ぎ、1時間ほどスノーケリングしていた所、パンパンに膨らんでいたのをバディが気付いて教えてくれました。
私が愛用しているTUSAインフレーターは、給気ボタンがソフトなので、1~2年に1回メンテナンスしていない場合や水洗いが効果的に出来ていない場合は、このようにごく少量の給気(小さな泡がポツポツ程度)が止まらないトラブルは割と起こりやすいのです。
ただ、ここから一気に急浮上するほど大量の給気が止まらなくなる、という確率は構造上低いです。
TUSAのボタンに限らずですが、なぜか分からないけど、水中で浮き気味になるのよね~という方は、この状態になっている可能性が大きいです。
マイギアはもちろん、レンタルでもあるあるです。
今回私は1ダイブで5~6回ほどでしょうか、余分なエア抜き作業をしましたが、入ると分かっていれば、定期的に早めに抜くことを心がければ、応急対応としてはOKです。
ちなみに外観から泡などが出るわけではないので、これに気が付くダイバーやスタッフはかなり優秀です。
あとスキューバプロなどはボタンはとても硬いですから、このようなトラブルは起こりにくいですが、逆に詰まったら一気に大量のエアが入りっぱなしになる可能性もありますから、同じくこまめなメンテナンスは必要です。
一番怖いのは、給気ボタンを押したとき、手を放している(押すのを止めた)のにもかかわらず、ボタンが戻らず給気が入りっぱなしになることです。
これは急浮上の危険を伴うトラブルになりますので、潜水前にボタンの点検(レスポンスよく戻るかどうか)を念入りにしてください。
さて、ボート上やビーチ、セッティング時に気が付いた場合はこのような対応策があります。
TUSAボタンの一番のメリットですが、この部品だけを外すと修理できます。
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この金属部品が、給気が止まらない原因のほぼすべてです。
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2本のモンキーレンチなどの工具が必要ですが、容易に分解できます。
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右の金属部に潮やカルキの固着が薄っすら見られます。左のウレタンシートよりも右の金属の付着物が、トラブルのほとんどの原因です。
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この固着したものを、きれいにすると、かなりの高確率でエア漏れが止まります。
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薬剤があれば数分でピカピカになりますが、現場では難しいと思いますので、応急処置としてなら布でもある程度きれいになります。スポンジがあればベターです。傷がつきやすいものは避けてください。
ということで、こまめにオーバーホールはしましょう。自分(笑)
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