偽史倭人伝 ~ Carnea Historia

march madness の次が April Foolなんて小粋ぢゃないか。

●ステロイド一面コレクション~ヤクルト・リグスは極悪仲介人だった?

2007年12月16日 05時05分11秒 | ◎海外スポーツ&ニュース見出しdeポン
Herald_STEROIDS_85




 さて、前回のレッドソックスのワールド・シリーズ制覇のときの全米各紙チェックに続き、また一面チェックをしてみた。すぽるとでフローランはアメリカでは各紙一面で報じているといってたけど、一面に見あたらないのもけっこうあった。アメリカは広いってことか。

 さて、見だしチェック。
 Say it ain't so(そうでないと言ってくれ)は、ファンもいい加減そんなことを言ってる場合ぢゃなかろう。
 「HALL OF FAME(殿堂)」にひっかけた「HALL OF SHAME」も誰でも思いつきそうなダジャレだ。いつもならこれでもいいんだろうけど、今回に限っていえば生々しさが足りない。「これは恥ずべきコトだ」で済ましてしまいそうで、それこそ殿堂入りしたボールやユニフォームを引きずり出すような覚悟があまり感じられませんな。
 あんな宙ぶらりんな状態でボンズを祝ってしまったのこそ反省すべき。オリンピックだってドーピング違反は記録抹消なんだから今回のやつらも記録抹消すべきだ。まぁ、そうすると野球は団体競技だからチームの点数や勝ち数との整合性がとれにくなるけどな。あの時の優勝も実はなしだったとかつぶさに計算しなおして本でも書くやつが出てきたらそれはそれで面白い。

 「Steroids Era」(ステロイドの時代)というのはちょっと怖さが出てる。「Steroids Saga」は事態が広がってしまった様をよく表している。「Saga」とはスターウォーズとか「ハリーポッター」とか壮大な絵巻物みたいのを表す言葉で日本語なら「大河ドラマ」ってとこか。NHKのみたく週一回、1年で終わればいいけどね(笑)

 でも「ERA」や「SAGA」よりも「Decade of drug use」(薬物使用の10年)ってのが逆に生々しかった。

 数字といえば「7MVPs」ってのがすげー。クーパーズタウンの大掃除と御祓いしなきゃ(笑)

 で、一番の破壊力のあった見だしは
ボルチモア・サンの

「AN ALL-STAR LIST」

 このシンプルさが怖い。ふつーにオールスターのリスト作ったらドーピング名簿になっちゃったよ…みたいな。
「JUCED ALL STAR TEAM」とか球宴前の先発メンバー紹介記事みたいな体裁でラインナップを図示してる趣向もいくつかあったけど、こっちのシンプルさには負ける。

 あとグラフィック関係だけど注射器をモチーフにしたモノはボンズ騒ぎの時に見飽きた。おいら的には“注射器ネタ”の頂点はバルコ・バービーだ。(バービー・ボンズともいう)
Rocky Mountain Newsの「BLACK EYE(面汚し)」の見だしにあわせてMLBロゴにクマをつけてあったのはユーモア賞。いや、ブラックユーモア賞か?
 プレイオフの時に敵地フィラデルフィアのロッキーの銅像にロッキーズの帽子をかぶせてみたAurora Sentinelといい、パックンの故郷コロラドのお笑い偏差値は高い?

 でも一番気に入ったグラフィックは上にあるMonterey County Heraldの「85」ってやつ。これもシンプル&リアリティがポイントか。


 大リーグ参加国のカナダもついでにチェックしてみたが、こちらは元首相ブライアン・マルルーニのネタで忙しいらしい。フィーチャーされているものにはガニエの写真が使われておった。
 フランス語系の新聞にセリーヌ・ディオンの見だしを見つけて、そういや彼女もカナダ人だったと思い出した。これは日系人指揮者ケント・ナガノが2009年に同じ舞台に立つって記事か?フランス語なんでよぐわがんね。下にあるからわかる人はどうぞ。
 カナダ・アメリカ共に紙名のまわりのスペースにはウィル・スミスがチョロチョロしておったぞ。「アイ・アム・レジェンド」は本国でも日本と同じ日の封切りなのか?

 さて、いま一度、上の「85」に注目。「8」の底辺あたりに我らがヤクルトの元助っ人、アダム・リグス君の名前が。まぁ、クレメンスやらと比べたら向こうじゃ屁みたいな扱いだろうなと思ってたらこんな記事。

Angels' steroid link was Riggs

 エンゼルスにドーピングを広めたのはリグスでその罪はでかい…と。
それを考えたら自信満々に「ジェフ・ウィリアムスは潔白だ」と会見した阪神タイガースは軽率だ。阪神入団後にも取引きをしていたという事実はほぼネタが上がっているんだから、五千歩譲って、その間、自分自身には投与してなかったとしても日本滞在期間中は無罪だったといい切れまい。

 ついでにウィリアムスの出身国のオーストラリアの新聞を時間差でチェケしてみたけど、さすがに一面に野球の記事はこねーな。

 この事件を報じたアメリカの朝刊の一面にはちらほらではあるけど環境会議の記事があった。これはちょっと意外…。


ステロイド全米一面



ステロイド全米一面



ステロイド全米一面



ステロイドカナダ一面








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