超いまさらだけどこのブログの趣旨としては外すわけにはいかない話題。
MLBの今季最後の実だしチェック。
さて我らがボストン・レッドソックス敗退後のHartford Courantの一面見出し。
Have to Praise The Rays
勝ったレイズのほうを誉めるしかないっつーことかね。
プレイズ・ザ・レイズと韻を踏んでいる。
同じくレッドソックスネーションのConnecticut Postは
BEANTOWN BLUES
BEANTOWNというのは前に紹介したHUB同様ボストンの愛称。
BEANTOWN BLUESってのはジョニー・ウインターのMEANTOWN BLUESにひっかけていると思われ。
BEANTOWNの語源には諸説あるようだけど悪名高い三角貿易にその端を発するという節がある。
奴隷貿易のことね。ボストンもリヴァープール同様、奴隷貿易の拠点だったのだ。レッドソックスといえば黒人選手を一番最後に受け容れた球団としても有名。
さて勝ったレイズの地元セント・ピーターズバーグのSt. Petersburg Times
の見だしは
HELLO, WORLD!
WORLDというのはもちろんワールド・シリーズなんだけど初進出なんでこんにちわってところだろうか?
実はこの“HELLO, WORLD”っていうのはコンピューターの世界では有名なフレーズだ。
世界で一番短いプログラムとされているのがこの“HELLO, WORLD”をディスプレイに表示させるものだそうだ。
実際いまだにいろんなプログラムの教本の最初のほうには“HELLO, WORLD”というフレーズを使った作例があったりする。
「本日は晴天なり」みたいなものかね?…ってこっちがむしろ死語?
さてせっかくWシリーズに進出したレイズだったけど最年少GM率いるヤング軍団は最年長GMのフィリーズに勝つことはできなかった。やっぱり年寄りも大切にって教訓か?
モイヤーも頑張ったしね。
でもってThe Tampa Tribuneの見だし
BELLS TOLLS FOR RAYS
誰がために鐘は鳴る?レイズのためなのよ
…とこの鐘はもちろんお祝いの鐘ではないのね。むしろ弔いの鐘ってニュアンス。
ついでにまたもやSt. Petersburg Timesだけどこんどは
MAGIC ENDS
魔法は終わったというニュアンスは負けちゃったけどここまでいけたのは上出来、夢見させてもらいましたぜという残念ではあるけどオラが街のチームへの感謝を含むニュアンスか。
魔法といえばフロリダといえばディズニーランドのお土地柄でもある。
さて勝ったほうのフィラデルフィア・フィリーズの地元ではどうだろう。まずはThe Times-Tribune
Phinally !
フィリーズの「P」マークを頭文字にして「F」を「Ph」に置き換えただけというあまり芸のないパターンだけど「F」→「Ph」はフィリーズの見だしとしては超定型なんだろう。
The Morning Callも同じだけどこっちはまるごとフィリーズのロゴの書体を模したものだ。(ずっと下の画像参照)
「ついにやった」ということね。
The Patriot-Newsのほうは「F」→「Ph」パターンは使わずにシンプルに
FINALLY CHAMPS
さてPhiladelphia Daily Newsのほうはちょっと工夫のある見だし。
FROM CURSED TO FIRST
SEND IN THE CROWN
SEND IN THE CROWN
“CURSED”と“FIRST”で韻を踏んでいる。呪いがとととけて優勝ということね。長年優勝から遠ざかっているチームに呪いはつきものだ。
さて優勝したあとはパレードだThe Citizens' Voiceの見出しもまたもや「F」→「Ph」パターンだ(笑)
PHINE DAY FOR PARADE
おっともうひとつあったぞ最後はPhiladelphia Daily News
PHREAKIN' AMAZING !
もちろんFREAKIN' AMAZING !ということで「すっげーぜ」くらいの意味。
ただヤバいと思うのは「PH」のほうはこっちはこっちで単語があるってこと。
「phreaking」というのは電話のタダがけというハッキングの一種。
フィラデルフィアの人たちは電話をタダがけしてんのかよ…みたいな。
…と間抜けなエンディングになってしまったとさ(笑)
↓あとは画像のほうで臨場感を得てくださいな
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