今週の「デジタルの根性」はFIFAクラブワールドカップ準決勝「パチューカ×リガ・デ・キト」の影響で27時過ぎからのスタートだった挙げ句に、レギュラーコーナーはお休みして視聴者からの抗議に答えるというがっかりな内容だった。
個人的にはカラテカ・矢部太郎という芸人のあのキャラに似合わない多才ぶり器用さ加減が好きなのでネタ切れ寸前のこの番組でもなんとか見れてたんだけど、世の中の人々は違っていたらしい。
遅刻したカラテカ矢部に“罰として1千万円の借金を背負わせる”という企画を見て「いじめ」だという抗議が殺到したのだという。
このネタについてもうちょっと詳しくいうとまず最初は1千万円の札束を入れた透明のビニールケースを首から提げるという無防備な状態で生活をさせて観察するという趣向。そしてその時に“気が大きくなって”ブランド・ファッションなどを買ってしまい使った80万円ちょいについて返済を迫られているというのが現在の展開だ。
最初は手っとりばやくいこうと競馬などですってしまい、その後は器用さを生かして1枚千円也の街頭似顔絵描きをするというそれなりに起伏のある矢部ならではの展開をみせていた。
それまでも「千原ジュニアって実はモテキャラぢゃねーんぢゃねーの?」というフリで始まった「千原ジュニアvsカラテカ矢部の10番勝負」で矢部が連勝街道まっしぐらだったとか、電波少年でその名を轟かせた土屋敏男ED所有の岡本太郎作品をこれまた矢部がネットオークションで売っぱらうとか、それなりに矢部にも見せ場はあってバランスはとれてた気もするんで、個人的にはけしからんと思うこともなかったけどとりあえず今回は番組側がどんな“言い訳”をするのか期待もしつつ見てたら土屋EDも千原ジュニアも実にガッカリなヤツらだった。
まずは土屋ED
「テレビが手本である必要はない」んだと。
この言葉自体は正論だと思うけど、今回の抗議と「デジ根性」の間を取り持つものとしてはほとんど説明にはなってはいまい。
もっと呆れたのは千原ジュニア。
「最近は関西でネタの中で“死ね”という言葉が使えなくなった。それは皆さんインターネットをやりはるから文字の“死ね”が浮かんでしまうんでしょうね」
ネットによる言葉への過敏症、或いは純粋培養的免疫不全社会といいたいらしいが、この例自体ウソぢゃねーか。
FUJIWARAは「死ねっ!」「生きる!」というバッファロー吾郎顔負けの中学生テイストなもちネタをバカのひとつ覚えみたいにテレビで連発してるぢゃねーか。「死ね」はちっとも抹殺されてねーぞ。
心の入っていない口先だけの言葉で煙に巻こうとしているのと、「プチ上から目線」ぶりがなんか不快だったな。
千原ジュニアってけっこう薄っぺらかも…こりゃ矢部に連敗くらうわけだ(笑)
別に視聴者のレベルが低い、社会が間違っていると言い張るならそれでもいいさ。だったら番組を通して民衆を啓蒙してみろってーの。
へらへらとこの番組を見てたおいらが今回の抗議内容がミョーに納得できたのはさ、今の世の中で起こっていることをちよっと考えてみたのさ。
つまり今のご時世「借金」なんて笑えないネタなんだよ。ある人にとっては“死”の香りすらする生々しいものかもしれないんだ。
最近、ある放送作家が芸能界は不景気だ番組制作費減ったっていってもまだ弁当のランクで文句言ってるようなノリなんで世間とは危機感のズレがある…みたいなことをなんかに書いてたけどこの二人も例に漏れず相当にズレていらっしゃるんだろう。
土屋EDが最後に言ってた
「上からストップがかかるまではやめない」
がすべてを物語ってる。
つまりこれって裏をかえせば“上とやりあう”つもりは毛頭ないってこと。そこに哲学も信念もないんだから当然といえば当然。
結局、今回の“特番”はなんだったんだろう?
「見たい人がいるから」だけでは抗議者への説明になってない。
だったらエロ映像でもずっと流すのもありかい。
なんか千原ジュニアにはがっかりだったなぁ。
もっとうまい返しすると期待したのに。
矢部が80万円の借金に対して貯金を50万円おろしてするという計算の合わない愚考をフォローして言った、
「地道に正攻法でいくくらいならハナってからこの世界に入ってないっすよ」
…は深夜の名言だと思ったんだけどな(笑)
番組表の
「やらせ本当?緊急特番!!視聴者が激怒!」っていうあおりコピーもなんか不謹慎だなぁ。
…っていうか今回の番組自体が「演出(やらせ)」…だったのか?
…まぁ、実際、作為的なものは感じるよな。
こうして「クレイマー」を晒すことによって、応援意見を喚起しようってんだろう…きっと。
「いやだったら深夜にわざわざ見なくってもいいじゃん」
…とかね。
個人的にはカラテカ・矢部太郎という芸人のあのキャラに似合わない多才ぶり器用さ加減が好きなのでネタ切れ寸前のこの番組でもなんとか見れてたんだけど、世の中の人々は違っていたらしい。
遅刻したカラテカ矢部に“罰として1千万円の借金を背負わせる”という企画を見て「いじめ」だという抗議が殺到したのだという。
このネタについてもうちょっと詳しくいうとまず最初は1千万円の札束を入れた透明のビニールケースを首から提げるという無防備な状態で生活をさせて観察するという趣向。そしてその時に“気が大きくなって”ブランド・ファッションなどを買ってしまい使った80万円ちょいについて返済を迫られているというのが現在の展開だ。
最初は手っとりばやくいこうと競馬などですってしまい、その後は器用さを生かして1枚千円也の街頭似顔絵描きをするというそれなりに起伏のある矢部ならではの展開をみせていた。
それまでも「千原ジュニアって実はモテキャラぢゃねーんぢゃねーの?」というフリで始まった「千原ジュニアvsカラテカ矢部の10番勝負」で矢部が連勝街道まっしぐらだったとか、電波少年でその名を轟かせた土屋敏男ED所有の岡本太郎作品をこれまた矢部がネットオークションで売っぱらうとか、それなりに矢部にも見せ場はあってバランスはとれてた気もするんで、個人的にはけしからんと思うこともなかったけどとりあえず今回は番組側がどんな“言い訳”をするのか期待もしつつ見てたら土屋EDも千原ジュニアも実にガッカリなヤツらだった。
まずは土屋ED
「テレビが手本である必要はない」んだと。
この言葉自体は正論だと思うけど、今回の抗議と「デジ根性」の間を取り持つものとしてはほとんど説明にはなってはいまい。
もっと呆れたのは千原ジュニア。
「最近は関西でネタの中で“死ね”という言葉が使えなくなった。それは皆さんインターネットをやりはるから文字の“死ね”が浮かんでしまうんでしょうね」
ネットによる言葉への過敏症、或いは純粋培養的免疫不全社会といいたいらしいが、この例自体ウソぢゃねーか。
FUJIWARAは「死ねっ!」「生きる!」というバッファロー吾郎顔負けの中学生テイストなもちネタをバカのひとつ覚えみたいにテレビで連発してるぢゃねーか。「死ね」はちっとも抹殺されてねーぞ。
心の入っていない口先だけの言葉で煙に巻こうとしているのと、「プチ上から目線」ぶりがなんか不快だったな。
千原ジュニアってけっこう薄っぺらかも…こりゃ矢部に連敗くらうわけだ(笑)
別に視聴者のレベルが低い、社会が間違っていると言い張るならそれでもいいさ。だったら番組を通して民衆を啓蒙してみろってーの。
へらへらとこの番組を見てたおいらが今回の抗議内容がミョーに納得できたのはさ、今の世の中で起こっていることをちよっと考えてみたのさ。
つまり今のご時世「借金」なんて笑えないネタなんだよ。ある人にとっては“死”の香りすらする生々しいものかもしれないんだ。
最近、ある放送作家が芸能界は不景気だ番組制作費減ったっていってもまだ弁当のランクで文句言ってるようなノリなんで世間とは危機感のズレがある…みたいなことをなんかに書いてたけどこの二人も例に漏れず相当にズレていらっしゃるんだろう。
土屋EDが最後に言ってた
「上からストップがかかるまではやめない」
がすべてを物語ってる。
つまりこれって裏をかえせば“上とやりあう”つもりは毛頭ないってこと。そこに哲学も信念もないんだから当然といえば当然。
結局、今回の“特番”はなんだったんだろう?
「見たい人がいるから」だけでは抗議者への説明になってない。
だったらエロ映像でもずっと流すのもありかい。
なんか千原ジュニアにはがっかりだったなぁ。
もっとうまい返しすると期待したのに。
矢部が80万円の借金に対して貯金を50万円おろしてするという計算の合わない愚考をフォローして言った、
「地道に正攻法でいくくらいならハナってからこの世界に入ってないっすよ」
…は深夜の名言だと思ったんだけどな(笑)
番組表の
「やらせ本当?緊急特番!!視聴者が激怒!」っていうあおりコピーもなんか不謹慎だなぁ。
…っていうか今回の番組自体が「演出(やらせ)」…だったのか?
…まぁ、実際、作為的なものは感じるよな。
こうして「クレイマー」を晒すことによって、応援意見を喚起しようってんだろう…きっと。
「いやだったら深夜にわざわざ見なくってもいいじゃん」
…とかね。
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