日本でもすでに話題になってるようだけどアメリカのスポーツ専門チャンネルのESPNのサイトのE-ticketというコーナーに「Dice-K 2.0」と題された記事が載った。
日本でのボビー・バレンタインを追ったESPN製作のドキュメンタリームービー「The Zen of Bobby V」の番宣的意図の見え隠れする記事だ。
タイトルの「Dice-K 2.0」はもちろん松坂二世という意味で派手なヘッダ画像でも分かるように日本ハムのダルビッシュ有がメインでフィーチャーされているんだけど、それに加えて日本の球界の抱える問題点について鋭くえぐっている。
球界関係者はもちろん選手にも読んで欲しい記事だ。
今回は日本語版まで用意されているようだ。でもなぜかPDFファイル▼▼ダウンロード▼▼
やけに容量デカいなと思ったら文字はすべて画像にラスタライズされたものだった。webで日本語を表示するには面倒くさい技術が必要だとでも思ったのだろうか?あのボストン・ヘラルドでさえ日本語ページを作成していたことがあったというのに、全国区のESPNがなんとも不器用な…。
日本語のほうもプロの翻訳家の文章ではなさそうだ。でも、こんなあり合わせのスタッフを動員してまで日本語版を用意したのは一体どういう意図なんだろうか?
この記事で取材を受けたボビー・バレンタインかロバート・ホワイティングのどちらかに、或いは両氏に注文をつけられたのかもしれない。
是非、日本のアホどもを啓発してくれ…ってね。
バレンタインは監督としては落合と並んでいまだに胡散臭いけど日本の球団経営に対する指摘は的確だ。さっさと監督をやめてGMにでもなって欲しいものだ。いやコミッショナーでもいいくらいだと思っている。
スター選手の流出で日本球界が痩せ細るという正論は拙ブログでも前から言っている。ただおいらの場合は殿堂入りくらいの活躍をできる場合にはこの限りではないという特例があるけどね(笑)
でもその条件に見合うのはいまのところイチローと野茂だけだ。
あとは利己的な“思い出作り”の域を出ていない。
企業の広告塔としての日本のプロ野球球団が「アメリカの先を行ってしまっている」というシニカルな表現は一体どこまで本気なのかわからないけど、アメリカの球場が外観面では復古的機運がある一方で、カブスのリグレー・フィールドのように身売りに伴うネーミング・ライツなどで伝統ある球場の名前が危機にさらされているなんて現状もあることから未来を憂いているのかもしれない。
ちなみにブラックウォーターってのはイラクでの暴走行為(民間人殺戮?)で悪名高い戦争請負い企業だ(警備会社ということになっているが)。もしパドレスがこの企業の傘下になったら一年中、あの趣味の悪い迷彩柄のユニフォームを着るかもしれないね。
アンアンの表紙はなんか日本人として恥ずかしいぞ。SEX特集の「SEX」という文字は明らかにアメリカ人にも判読可能だしな。
この小見出しの「NAKED CAME THE PITCHER」は「Naked Came the Stranger」という本のパロディだろう。
これは70年代にマーク・マクグレディという人が仕掛けたいわば“企画本”で、エロ要素を入れておけば売れてしまうという文学界の荒廃を逆手にとって有名なライターを集めて1章ごと書かせて1つのペンネームで出したエロ小説。
なんと執筆陣の中にはピューリッツァー賞受賞者もいるという大がかりなワルノリぶり。
これがまんまと売れてしまい後にちゃんと?ポルノ映画にもなった。(邦題:「淫婦ジリアン」(苦笑))
そもそもこの「Naked Came the Stranger」自体がパロディのようなものだけど、なんだか遠回しにアンアンを皮肉ってるようで大和魂につきささる…。
「A HITCHHIKER'S GUIDE TO SPRING BASEBALL」のほうは映画にもなって日本でも公開された「The Hitchhiker's Guide to the Galaxy(銀河ヒッチハイク・ガイド)」のパロディだろう。
元々はBBCのラジオ・ドラマでモンティ・パイソンのようなおバカコメディ。
これは語呂だけで記事の内容とは関係ないけど、この「銀河ヒッチハイク・ガイド」には「42」という有名な数字が出てくる。これは物語の中で「人生、宇宙、すべての答えは?」というスケールの大きな質問をコンピューターにしたところ750万年の演算の末にやっと出てきた答えが「42」だったというシュールでナンセンスなもの。
イギリスのチョッパー野郎マーク・キング率いる「Level 42」というバンドの名前はここからとったそうな。それをパクったのが木村カエラのデビュー曲のタイトルね(笑)
でもこの「42」って野球にとってはとても意味のある数字だ。
そう、人種差別の壁を破った初の黒人メジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソンの背番号が「42」じゃん!
これはいまや全球団で永久欠番になっていて、ジャッキー・ロビンソンの日には希望する選手はみんなで「42」をつけてプレイをする。
ところでさっきの「銀河ヒッチハイク・ガイド」は欧米ではけっこうメジャーなネタで「人生、宇宙、すべての答えは?」とうのを英語で(answer to life, the universe and everything)検索してみると「電卓機能」の結果としてちゃんと「42」と出てくる。電卓機能の…だぜ!ぜひお試しあれ!
最後の「THE KIDS ARE STILL ALL RIGHT」のネタ元はザ・フーの「THE KIDS ARE ALL RIGHT」ってことなんだろうけどこれも純粋に語呂だけで特にリンクした意味はないだろう。
崩壊していく日本野球界のヒエラルキーではあるがリトルリーグレベルはとりあえずまだ大丈夫…だという、ちょっと哀しい
「Still」ではある。
実はこのダルビッシュネタはブログではすっかりお馴染みの?ボストン・グローブのレッドソックス掲示板でも早々、反応していた。
ESPNの記事についていたビデオを見て「日本は打者も投手も審判もレベルか低い」なんてスレたててたバカがいたけど1本しか投稿がなかったぜ。
ちなみにおいらのうちはナローバンドなんでビデオ見られなくて哀しいぜ。いつもはあの手この手で直URL探して一度ダウンロードしてから見るんだけど最近は“隠し”が巧妙になってるな…(笑)
おバカ以外にも「Will Sox take interest in phenom Darvish」というスレが立って16本だけだけどマニアックなファンの方々がレッドソックスが獲得する可能性について意見を交わしていたぜ。
実はESPNだけでなくMLBコムにも記事があったのさ。
ダルビッシュは以前「メジャーには行かない」明言していたのになんでこんなハナシが出るんだろう?と思ったけど、どうも球団がポスティングで金儲けしたいらしいな。
目先の金にとらわれて大事なモノを失わないようにして欲しいものだ。
マツザカにすぐ追いつくなんて書いてあるけど、すでに松坂より上ぢゃねーか?…っておいらだけでなく、きっと多くの日本のファンは思ってるぜ。
ところで今回はダルビッシュはマツザカ2.0だということだったけど実は記事のヘッダ画像にも没バージョンがあるのをみっけ(笑)
●採用バージョン
●没バージョン
さてどこが違うでしょうか?
日本でのボビー・バレンタインを追ったESPN製作のドキュメンタリームービー「The Zen of Bobby V」の番宣的意図の見え隠れする記事だ。
タイトルの「Dice-K 2.0」はもちろん松坂二世という意味で派手なヘッダ画像でも分かるように日本ハムのダルビッシュ有がメインでフィーチャーされているんだけど、それに加えて日本の球界の抱える問題点について鋭くえぐっている。
球界関係者はもちろん選手にも読んで欲しい記事だ。
今回は日本語版まで用意されているようだ。でもなぜかPDFファイル▼▼ダウンロード▼▼
やけに容量デカいなと思ったら文字はすべて画像にラスタライズされたものだった。webで日本語を表示するには面倒くさい技術が必要だとでも思ったのだろうか?あのボストン・ヘラルドでさえ日本語ページを作成していたことがあったというのに、全国区のESPNがなんとも不器用な…。
日本語のほうもプロの翻訳家の文章ではなさそうだ。でも、こんなあり合わせのスタッフを動員してまで日本語版を用意したのは一体どういう意図なんだろうか?
この記事で取材を受けたボビー・バレンタインかロバート・ホワイティングのどちらかに、或いは両氏に注文をつけられたのかもしれない。
是非、日本のアホどもを啓発してくれ…ってね。
バレンタインは監督としては落合と並んでいまだに胡散臭いけど日本の球団経営に対する指摘は的確だ。さっさと監督をやめてGMにでもなって欲しいものだ。いやコミッショナーでもいいくらいだと思っている。
スター選手の流出で日本球界が痩せ細るという正論は拙ブログでも前から言っている。ただおいらの場合は殿堂入りくらいの活躍をできる場合にはこの限りではないという特例があるけどね(笑)
でもその条件に見合うのはいまのところイチローと野茂だけだ。
あとは利己的な“思い出作り”の域を出ていない。
企業の広告塔としての日本のプロ野球球団が「アメリカの先を行ってしまっている」というシニカルな表現は一体どこまで本気なのかわからないけど、アメリカの球場が外観面では復古的機運がある一方で、カブスのリグレー・フィールドのように身売りに伴うネーミング・ライツなどで伝統ある球場の名前が危機にさらされているなんて現状もあることから未来を憂いているのかもしれない。
ちなみにブラックウォーターってのはイラクでの暴走行為(民間人殺戮?)で悪名高い戦争請負い企業だ(警備会社ということになっているが)。もしパドレスがこの企業の傘下になったら一年中、あの趣味の悪い迷彩柄のユニフォームを着るかもしれないね。
アンアンの表紙はなんか日本人として恥ずかしいぞ。SEX特集の「SEX」という文字は明らかにアメリカ人にも判読可能だしな。
この小見出しの「NAKED CAME THE PITCHER」は「Naked Came the Stranger」という本のパロディだろう。
これは70年代にマーク・マクグレディという人が仕掛けたいわば“企画本”で、エロ要素を入れておけば売れてしまうという文学界の荒廃を逆手にとって有名なライターを集めて1章ごと書かせて1つのペンネームで出したエロ小説。
なんと執筆陣の中にはピューリッツァー賞受賞者もいるという大がかりなワルノリぶり。
これがまんまと売れてしまい後にちゃんと?ポルノ映画にもなった。(邦題:「淫婦ジリアン」(苦笑))
そもそもこの「Naked Came the Stranger」自体がパロディのようなものだけど、なんだか遠回しにアンアンを皮肉ってるようで大和魂につきささる…。
「A HITCHHIKER'S GUIDE TO SPRING BASEBALL」のほうは映画にもなって日本でも公開された「The Hitchhiker's Guide to the Galaxy(銀河ヒッチハイク・ガイド)」のパロディだろう。
元々はBBCのラジオ・ドラマでモンティ・パイソンのようなおバカコメディ。
これは語呂だけで記事の内容とは関係ないけど、この「銀河ヒッチハイク・ガイド」には「42」という有名な数字が出てくる。これは物語の中で「人生、宇宙、すべての答えは?」というスケールの大きな質問をコンピューターにしたところ750万年の演算の末にやっと出てきた答えが「42」だったというシュールでナンセンスなもの。
イギリスのチョッパー野郎マーク・キング率いる「Level 42」というバンドの名前はここからとったそうな。それをパクったのが木村カエラのデビュー曲のタイトルね(笑)
でもこの「42」って野球にとってはとても意味のある数字だ。
そう、人種差別の壁を破った初の黒人メジャーリーガー、ジャッキー・ロビンソンの背番号が「42」じゃん!
これはいまや全球団で永久欠番になっていて、ジャッキー・ロビンソンの日には希望する選手はみんなで「42」をつけてプレイをする。
ところでさっきの「銀河ヒッチハイク・ガイド」は欧米ではけっこうメジャーなネタで「人生、宇宙、すべての答えは?」とうのを英語で(answer to life, the universe and everything)検索してみると「電卓機能」の結果としてちゃんと「42」と出てくる。電卓機能の…だぜ!ぜひお試しあれ!
最後の「THE KIDS ARE STILL ALL RIGHT」のネタ元はザ・フーの「THE KIDS ARE ALL RIGHT」ってことなんだろうけどこれも純粋に語呂だけで特にリンクした意味はないだろう。
崩壊していく日本野球界のヒエラルキーではあるがリトルリーグレベルはとりあえずまだ大丈夫…だという、ちょっと哀しい
「Still」ではある。
実はこのダルビッシュネタはブログではすっかりお馴染みの?ボストン・グローブのレッドソックス掲示板でも早々、反応していた。
ESPNの記事についていたビデオを見て「日本は打者も投手も審判もレベルか低い」なんてスレたててたバカがいたけど1本しか投稿がなかったぜ。
ちなみにおいらのうちはナローバンドなんでビデオ見られなくて哀しいぜ。いつもはあの手この手で直URL探して一度ダウンロードしてから見るんだけど最近は“隠し”が巧妙になってるな…(笑)
おバカ以外にも「Will Sox take interest in phenom Darvish」というスレが立って16本だけだけどマニアックなファンの方々がレッドソックスが獲得する可能性について意見を交わしていたぜ。
実はESPNだけでなくMLBコムにも記事があったのさ。
ダルビッシュは以前「メジャーには行かない」明言していたのになんでこんなハナシが出るんだろう?と思ったけど、どうも球団がポスティングで金儲けしたいらしいな。
目先の金にとらわれて大事なモノを失わないようにして欲しいものだ。
マツザカにすぐ追いつくなんて書いてあるけど、すでに松坂より上ぢゃねーか?…っておいらだけでなく、きっと多くの日本のファンは思ってるぜ。
ところで今回はダルビッシュはマツザカ2.0だということだったけど実は記事のヘッダ画像にも没バージョンがあるのをみっけ(笑)
●採用バージョン
●没バージョン
さてどこが違うでしょうか?
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