●松坂大輔がストッパー登板？

Facing an important start, Dice-K must pull out stops

今回はこのあと間もなくの前半戦最終登板を控えた松坂に関するBoston Heraldの記事から。
ア・リーグ、ディフェンディング王者のタイガースに連敗をくらって、その連敗ストッパーの役目が松坂に託されたという内容。
　以下がその内容

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　今シーズンでは珍しく松坂に連敗ストッパーの任務が託された。これはふつーはシリングやベケットの役目だった。松坂はいままで負け試合の後の登板は3回しかなかった。その2試合の数字は1勝1敗に勝ち負けつかずが1試合、防御率は3.60だった。

　もっと端的にいえば私たちは彼が連敗を止めたのを見たことがない。そういう場面がなかったのだ。でも今日はその任務が彼に課せられた。

　このままではレッドソックスは昨日の延長13回のあげくの負けを引きずっていやな気持ちのままオールスター休みを迎えることになる。タイガースはポストシーズンでも倒さなければならない相手なのだから。

　たしかにタンパベイには連勝した。でも強いチームに連敗くらった何にもならない。彼らが納得してもソックスファンは許さない。たとえア・リーグ東地区で2ケタゲーム差の首位でもだ。

　そこで松坂の登場だ。
　彼はなるべく長いイニングをなげて…やらないことだ。それが彼の役目。遊んでる余裕はない。

　もちろん松坂は昨夜のケイソン・ギャバードやそれに続いたリリーフ投手陣のような素晴らしい投球ができるだろうが、このシリーズでは投手陣の奮闘むなしく打線は凍り付いてた。

　またオルティスも打ってくれるはずなのだが、デトロイトのリーランド監督は彼を歩かせておけばレッドソックスは点をとれないということに気がついてしまった。

　松坂の対戦相手、ネート・ロバートソンは最近6試合は毎試合奪三振8個以上とすばらしい活躍している。4試合連続で1失点以下、3勝0敗、防御率は0.62としている。

　ブルペンは2試合でフル稼働してしまったので松坂には完投が要求される。
　オールスター選出ですっかり岡島にお株を奪われてしまった102百万ドルの男の出番だ。春季キャンプやシーズンはじめのころと比べれば日本の報道陣も減った。松坂マニアも少しおとなしくなったきがする。
　でも今日みたいな日のためにレッドソックスは彼に大金をはたいたのだ。

　「松坂にはうってつけな役目だと思うよと」ティム・ウエイクフィールド。彼は昨夜13回に緊急登板すべくブルペンに呼ばれていたが、今夜も行く覚悟だといった。
　またオルティスは「Dice-Kは今日のためにいるようなもんだ、ヤツは150球放るからみとけよ」

　そう松坂に選択の余地はない。
　彼の前のタイガースとの対戦ではメジャー初の完投勝利をした。だが前評判が高かったのでそれほどのインパクトは与えてなかったようだ。
　今日こそはわからせてやるのだ。

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　ここは松坂には完封をしてもらいたいものだ。
いやいっそのことノーヒッターでもやってくれ。