Okajima finds his 'pen pal
By Rob Bradford
いまさら5月3日なんていう太古の記事の見出しだけど、こんなのを引っ張り出したのはワケがある。それは後で明らかになることだろう。
これは岡島が月間最優秀新人をとった直後の記事だ。
この見出しを見ておいらと同じくらいの年代の人は「ペンパル?ペンフレンド?文通相手のことか?」なんて思っちゃうかもしれない。でもよく見るとpenの前にちゃんとハナクソ「'」がついている。
つまりこれはブルペンのことだ。英語でブルペンというと投球練習場のみならずセットアッパーもクローザーもまとめて救援投手陣そのものを指したりする。
ついでに言うとpen palは俗語で「ムショ友達」って意味があるらしい。そういえばpenといやぁ檻のことだ。ブルペンも元々は牛をかこっとく囲いや柵のことだから神宮球場みたいのはブルペンとはほど遠いね。客としてはむしろいい眺めだけど。
さて記事の内容は以下に
********************************************************************
ルーキー・オブ・ザ・マンスの栄誉は岡島に特製のトロフィーをもたらしたが、彼はもうひとつのボーナスを得た。それはゴルフプロだ。
実際にはジェフ山口の到着が昨日になったのは全くの偶然だった。たまたま彼は彼の新しい仕事、岡島の通訳をするためにフェンウェイパークにやってきたのだが、そこでオークランド相手に無失点投球をする岡島を見ることとなった。
レッドソックス広報1年目の関口さちよさんは通訳としてハーバード出のマサ星野と共に松坂につかえていた。だが山口の場合は現地メディアとの窓口以上の存在だった。彼は岡島がたよりにする友人でもあった
山口に言わせると「ボクの友人でもあった現在はピッツバーグにいる桑田真澄投手とはよくオフにオーストラリアに行っていたんだ。岡島も同じグループの中にいてそれでボクらは友達になったんだ」
「今年のオフには、一緒にアメリカに行けたらいいねなんて冗談でいってたんだよ。彼はメジャーテビュー戦でホームランを打たれた日にボクに電話をかけてきたんだ『ボクに専属の通訳がいない。寂しい。大輔のまわりにはたくさん人がいるけどボクは一人ぼっちだ』そのときボクがいけたらいいんだけどとだけ言った。とりあえず球団に話をしてみろとアドバイスした」
その電話を受けたとき山口は彼の東京のゴルフアカデミーの運営に大わらわだった。彼は若い頃プロゴルファーを夢見て渡米したがオーランドのデビッド・レッドベターのゴルフアカデミーで英語とゴルフアカデミー運営のノウハウの両方を身につけることになった。
岡島からの苦悩の電話から間もなく、レッドソックスのディレクター・ブライアン・オハロランから山口に連絡があった。岡島の通訳として球団に入る気はないかというものだった。彼は芹沢信雄、前田新作などのツアープロの通訳をしたことがあったが、今回の仕事はまったくの新しいチャレンジといえた。
彼は彼の経営する3軒のゴルフアカデミーを後にして新しい冒険をするという究極の選択をした。
「ボクは厳しい道を選んだ」
昨晩、生まれてはじめてボストンに足を踏み入れた山口はそう言った。
「びっくり人生だよ」
********************************************************************
5月当時、この記事を見た時はうまくまとまった美談だと思った。
いや、皮肉とか茶化しているのではなく。
岡島の予想外の大活躍に感動していたということもあったけど、今、思えばジェフ山口という男を知らなかったというのは大きかった。
最近、オールスターを機にMLBコムやBoston Globe(正確にはNESN?)のサイトなどにある映像で岡島の会見をチェックするようになった。
うちはいまどきナローバンドで回線が遅いから動画を見るのは決心が必要なのだ。ストリーミングを保存するという回り道をしないと見れなかったりする。(今度MLBコムやNESNの動画を保存する方法なんて記事でも書いてみるか)
で、岡島が最終候補に残ったときと、当選したあとの二つの会見のファイルを見て、はじめて山口氏を目にした。最終候補に残ったときのは怪しい目つきの男だなぁ…とは思ったが、まぁ、とりあえず笑えるネタとした消化できる範囲だった。
その映像はこちら↓
http://www.boston.com/partners/worldnow/necn.html?catID=80767&clipid=1557540&autoStart=true&mute=false&continuous=true
でも、当選あとの会見。
その映像はこちら↓
http://www.boston.com/partners/worldnow/necn.html?catID=80767&clipid=1565704&autoStart=true&mute=false&continuous=true
なんでこの人はアスリートでもドライバーでもなく通訳なのにガムを噛んでいるんだろう?
そして彼は日系人ではなく日本人のはずだが…。
うーん、通訳だから日本のお茶の間に映る機会はほとんどないといえばない。だからこそいままで見たことなかったともいえるけど…。
でも日本のメディアは会見場に大勢いるし、日本の方々でも世間並みにブロードバンドなヒトは気軽に見てるよなぁ。
そもそも岡島に失礼ぢゃねーか…っていう。
岡島がおとなしいだけによこでアクティブに?クチャクチャやってるヒトがいるってのは貧乏ゆすりされてるみたいで、岡島の会見の演出上もよくないぞ。
まぁ、かのミスユニバースも番組の中で目やにとったり机にテーブルに手をついてトークしたりしちゃうんだから、これもグローバルスタンダードってか?
おまけといっちゃなんだけど、MLBコムにあった“当選会見”は9分もあった。
前半は通訳なしの日本語一色だったりするから、これってあきらかに日本のファンも見てるってことを前提とした編集だ。
やっぱ日本のファンも見てますよ、山口さん
【Okajima's press conference】
http://mlb.mlb.com/media/player/mp_tpl.jsp?w_id=583628&w=mms%3A//a1503.v108692.c10869.g.vm.akamaistream.net/7/1503/10869/v0001/mlb.download.akamai.com/10869/2007/open/teams07/bos/video/070507_bos_okajima_asg_presser_400.wmv&pid=mlb_tp&gid=2007/07/05/tbamlb-bosmlb-1&vid=7758&mid=200707062070260&cid=mlb&fid=mlb_tp400&v=2&mType=w&urlstr=&mUrl=&type=v_free&_mp=1
By Rob Bradford
いまさら5月3日なんていう太古の記事の見出しだけど、こんなのを引っ張り出したのはワケがある。それは後で明らかになることだろう。
これは岡島が月間最優秀新人をとった直後の記事だ。
この見出しを見ておいらと同じくらいの年代の人は「ペンパル?ペンフレンド?文通相手のことか?」なんて思っちゃうかもしれない。でもよく見るとpenの前にちゃんとハナクソ「'」がついている。
つまりこれはブルペンのことだ。英語でブルペンというと投球練習場のみならずセットアッパーもクローザーもまとめて救援投手陣そのものを指したりする。
ついでに言うとpen palは俗語で「ムショ友達」って意味があるらしい。そういえばpenといやぁ檻のことだ。ブルペンも元々は牛をかこっとく囲いや柵のことだから神宮球場みたいのはブルペンとはほど遠いね。客としてはむしろいい眺めだけど。
さて記事の内容は以下に
********************************************************************
ルーキー・オブ・ザ・マンスの栄誉は岡島に特製のトロフィーをもたらしたが、彼はもうひとつのボーナスを得た。それはゴルフプロだ。
実際にはジェフ山口の到着が昨日になったのは全くの偶然だった。たまたま彼は彼の新しい仕事、岡島の通訳をするためにフェンウェイパークにやってきたのだが、そこでオークランド相手に無失点投球をする岡島を見ることとなった。
レッドソックス広報1年目の関口さちよさんは通訳としてハーバード出のマサ星野と共に松坂につかえていた。だが山口の場合は現地メディアとの窓口以上の存在だった。彼は岡島がたよりにする友人でもあった
山口に言わせると「ボクの友人でもあった現在はピッツバーグにいる桑田真澄投手とはよくオフにオーストラリアに行っていたんだ。岡島も同じグループの中にいてそれでボクらは友達になったんだ」
「今年のオフには、一緒にアメリカに行けたらいいねなんて冗談でいってたんだよ。彼はメジャーテビュー戦でホームランを打たれた日にボクに電話をかけてきたんだ『ボクに専属の通訳がいない。寂しい。大輔のまわりにはたくさん人がいるけどボクは一人ぼっちだ』そのときボクがいけたらいいんだけどとだけ言った。とりあえず球団に話をしてみろとアドバイスした」
その電話を受けたとき山口は彼の東京のゴルフアカデミーの運営に大わらわだった。彼は若い頃プロゴルファーを夢見て渡米したがオーランドのデビッド・レッドベターのゴルフアカデミーで英語とゴルフアカデミー運営のノウハウの両方を身につけることになった。
岡島からの苦悩の電話から間もなく、レッドソックスのディレクター・ブライアン・オハロランから山口に連絡があった。岡島の通訳として球団に入る気はないかというものだった。彼は芹沢信雄、前田新作などのツアープロの通訳をしたことがあったが、今回の仕事はまったくの新しいチャレンジといえた。
彼は彼の経営する3軒のゴルフアカデミーを後にして新しい冒険をするという究極の選択をした。
「ボクは厳しい道を選んだ」
昨晩、生まれてはじめてボストンに足を踏み入れた山口はそう言った。
「びっくり人生だよ」
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5月当時、この記事を見た時はうまくまとまった美談だと思った。
いや、皮肉とか茶化しているのではなく。
岡島の予想外の大活躍に感動していたということもあったけど、今、思えばジェフ山口という男を知らなかったというのは大きかった。
最近、オールスターを機にMLBコムやBoston Globe(正確にはNESN?)のサイトなどにある映像で岡島の会見をチェックするようになった。
うちはいまどきナローバンドで回線が遅いから動画を見るのは決心が必要なのだ。ストリーミングを保存するという回り道をしないと見れなかったりする。(今度MLBコムやNESNの動画を保存する方法なんて記事でも書いてみるか)
で、岡島が最終候補に残ったときと、当選したあとの二つの会見のファイルを見て、はじめて山口氏を目にした。最終候補に残ったときのは怪しい目つきの男だなぁ…とは思ったが、まぁ、とりあえず笑えるネタとした消化できる範囲だった。
その映像はこちら↓
http://www.boston.com/partners/worldnow/necn.html?catID=80767&clipid=1557540&autoStart=true&mute=false&continuous=true
でも、当選あとの会見。
その映像はこちら↓
http://www.boston.com/partners/worldnow/necn.html?catID=80767&clipid=1565704&autoStart=true&mute=false&continuous=true
なんでこの人はアスリートでもドライバーでもなく通訳なのにガムを噛んでいるんだろう?
そして彼は日系人ではなく日本人のはずだが…。
うーん、通訳だから日本のお茶の間に映る機会はほとんどないといえばない。だからこそいままで見たことなかったともいえるけど…。
でも日本のメディアは会見場に大勢いるし、日本の方々でも世間並みにブロードバンドなヒトは気軽に見てるよなぁ。
そもそも岡島に失礼ぢゃねーか…っていう。
岡島がおとなしいだけによこでアクティブに?クチャクチャやってるヒトがいるってのは貧乏ゆすりされてるみたいで、岡島の会見の演出上もよくないぞ。
まぁ、かのミスユニバースも番組の中で目やにとったり机にテーブルに手をついてトークしたりしちゃうんだから、これもグローバルスタンダードってか?
おまけといっちゃなんだけど、MLBコムにあった“当選会見”は9分もあった。
前半は通訳なしの日本語一色だったりするから、これってあきらかに日本のファンも見てるってことを前提とした編集だ。
やっぱ日本のファンも見てますよ、山口さん
【Okajima's press conference】
http://mlb.mlb.com/media/player/mp_tpl.jsp?w_id=583628&w=mms%3A//a1503.v108692.c10869.g.vm.akamaistream.net/7/1503/10869/v0001/mlb.download.akamai.com/10869/2007/open/teams07/bos/video/070507_bos_okajima_asg_presser_400.wmv&pid=mlb_tp&gid=2007/07/05/tbamlb-bosmlb-1&vid=7758&mid=200707062070260&cid=mlb&fid=mlb_tp400&v=2&mType=w&urlstr=&mUrl=&type=v_free&_mp=1
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