偽史倭人伝 ~ Carnea Historia

march madness の次が April Foolなんて小粋ぢゃないか。

●テキサスブロンコはネイティブアメリカンの悪夢を見るのか?

2006年09月23日 04時29分58秒 | ◎海外スポーツ&ニュース見出しdeポン
 先週のキュービアックネタで引用したヒューストン・クロニクル紙ジョン・マクレイン氏のブログが面白かったんで、今週も覗いてみることにした。
 なんか今週のはエライ長いな。例によって超意訳&気まぐれに抜粋&字幕のように大胆に省略スタイルで紹介。
(今週は先週みたいに文章の順番は入れ替えていない)

As I write this last blog from Indianapolis, I'm trying to watch the Redskins-Cowboys game. I just heard Al Michaels say that Washington's next game is against the "woebegone Texans." Wow! After only two games.
(インディアナポリスでこの記事を書いてる時、レッドスキンズ対カウボーイズ戦を見ようとしてたんだけど、アル・マイケルズがワシントンの次戦の相手はウォービゴン・テキサンズだなんて言ってやがった。まだ2試合目だというのにこのいわれよう!)

 アル・マイケルズっていうのは長年ABCのマンテーナイト・フットボールのキャスターをやってたことで有名なおっさん。彼は4大メジャースポーツの全てのチャンピオンシップ・ゲーム(スーパー・ボウル、NBAチャンピオンシップ、ワールド・シリーズ、スタンレー・カップ)の実況もしくはホストキャスターをつとめた経験がありエミー賞など数々の受賞歴もある超大御所だ。

 woebegoneというのは“悲しみに沈んだ”という意味だけど、或いはLake wobegone effectにもかけているかもしれないね。
 Lake wobegone effectってのは、人は自分や身内の能力を実態より高く見積もってしまう傾向をさした言葉。キュービアックの就任でチームの建て直し…と過大に期待されたテキサンズのことを言っているのかも?…ってね。
 丁度、阪神の監督にノムさんが就任したときみたいに(笑)

My half-full glass is almost half-empty. How about yours? If I watch too many more games like this, my glass will be empty.
(まだコップには水が半分入ってると余裕こいてたけど、もう半分しか残ってないと思えるようになった。そんな気分。みんなどう思う?もちっとゲームを見たらコップは空になっちゃってるかもしれない。)

 “コップの水”ってのはよく楽観論と悲観論の比喩として使われるよね。でもここでは「水」とは書いてないから、負けが混んでいやになって酒飲み干して空になっちゃった…ってのもアリかもね(笑)

In the 43-24 loss to the Colts, the Texans allowed the third-most points in their history. They gave up 49 to the Colts and 45 to the Chiefs. Indianapolis is outstanding, of course, but we're left to ponder: Are the Colts this good or are the Texans that bad? Perhaps it's a little of both, huh?
(43対24で負け…って、球団史上ワースト3の大量失点だよ。コルツが強いのか…はたまたテキサンズがダメなのか。きっと両方なんだろう)

 たしかワースト4でも40点台だったような…

I may have written this before, and if I have, I apologize, but I'm reminded of it again -- that line from the Neil Young song: "Helpless, helpless, helpless, helpless." Oh, shoot, I just realized something: Not only did I blow the pick by picking the Texans to lose by 11 when they were a 13-point underdog, but I lost the weekend to Vanessa Mares.
(前にも書いたかもしれないけど、またニール・ヤングの歌の一節を思い出したゃったよ「ヘルプレス!ヘルプレス!ヘルプレス!」それともうひとつテキサンズが“13ポイントアンダードッグ”だったのに11点差と予想してしまったばかりか、Vanessa Maresとの賭けにも負けてしまった。)

 ニール・ヤングはカナダ出身の骨太系歌手。最近、反ブッシュな反戦アルバム「Living with War」を発表した。ブッシュのお膝元であのケネディも暗殺されたという超保守でカウボーイな州とニール・ヤングとのコントラストが奇妙だ。

 “13ポイントアンダードッグ”ってのはうまい訳語が浮かばなかったのでそのままにしちゃったんだけど、簡単にいえばハンデ。
 一体、何に使われるのかといえば“賭けゴト”だ。ハンデ13だったらテキサンズに張った場合はテキサンズが勝つか、仮に負けたとしても13点差以内で済めば配当アリということ。
 Vanessa Maresってテキサスのさぞや切れ者の女性記者かなにかかと思ったら、系列のラジオ局にインターンて働いてる大学生だそうな。
 マクレインは彼女と毎週勝負をしていてシーズン全体の勝敗予想では洗車を賭けているということだ。

 それにしてもアメリカ人ってのは実に賭けゴトの好きな人々だ。日常的にもフツーに強調表現で「I bet」なんて言葉があるくらいだし、スポーツに至ってはギャンブルと不可分なんじゃないかな。
 ケガ人のレベルを示すProbableだのQuestionableだのなんて言葉も元々はファンタジー・フットボールのために出来たというハナシだしね。

 スポーツとギャンブルはセットみたいなものなのにラスベガスはギャンブルのイメージがスポーツチームの誘致を難しくしてる(マイナーリーグはあるが)っていうからギャンブルは“暗黙”ではあるけど、社会的に完全に認知されているというところまでは行ってないのかも。
 そういえば March Madnessと呼ばれるNCAAバスケの大会も過熱する職場での賭けが社会問題になっているというし。

 まぁ、フットボール・ウイドー(未亡人)なんてコトバがあるくらいだから、スポーツ大国アメリカでもスポーツのまわりには男性中心社会の身勝手という名の香りも漂ってるのかもしれないね。

We're all sitting around blasting Carr and the offense, and they deserve it, but the difference this season is that Carr has bounced back. I don't care if Tony Dungy was playing defense in the fourth quarter, Carr still moved the ball and threw three touchdown passes. His 140 rating was woefully misleading, of course. But he didn't throw an interception for the second week in a row. Anyone who can't see some improvement in Carr's performance -- the way he bounced back from the horrible start -- is blind. Remember, I just wrote "some improvement." I'm not recommending him for Canton.
(QBカーと攻撃陣はボロクソ言われても仕方がないけど、ちったぁいいところもあった。カーは第四クォーターに3つもタッチダウン・パスを投げた。まぁ、レイティング140は数字のあやって感じだけど、2試合連続で被インターセプトなしときてる。だからカーは進歩してないなんて言ってるヤツの目は節穴だ。でも、あれだよ、あくまで“いいところもあった”って言ってるだけだからね。別に殿堂入りQBになったなんて言ってるわけではもちろんない)

Carr has to play the rest of the season without starting left tackle Charles "Big Nasty" Spencer, who's done for the year after suffering a fractured lower leg.
(カーは残りのシーズンを正レフト・タックルの負傷のチャールズ“Big Nasty”スペンサーなしでいかなければならない。)

 右利きのQBにとってブラインド・サイドとなる左は重要。またサックされる要素が増えるかもしれない。まぁ、そうなったらこのブログのぼやき節がまた見れるってもんだけど(笑)

Donovan McNabb and Manning -- two of the league's best quarterbacks -- have combined for six touchdown passes in the first two games. Mark Brunell and Daunte Culpepper are next up at Reliant Stadium.
(リーグを代表するQB、ドノヴァン・マクナムとペイトン・マニングは開幕2試合で6つのタッチダウン・パスをきめた。そしてテキサンズは今度はマーク・ブルネルとダンテ・カルペッパーをホームで迎え撃つ)

Speaking of Culpepper and the Dolphins. Not only do I feel like an idiot for picking the Texans 7-9 in the Chronicle's football section, but I picked Miami to win the Super Bowl and Culpepper to be voted comeback player of the year.
(カルペッパーとドルフィンズといえば、ボクは今年のテキサンズは7勝9敗だなんてアホな予想をしたけど、マイアミがスーパーボウルで優勝してカルペッパーはカムバック賞に選ばれるって予想もしているよ。)

 それにしてもorigamibrrrreeeportのネタ集めんときも思ったけど、たとえメディア関連の人や大企業に従事するスタッフのものであっても、ブログというのはフツーのメディアにのるような文や発言とはひと味違った面白さがあるね。

 っていうか、ダラダラしてたらもう土曜日。あさってにはもう次の試合結果が出てブログも更新されるのでしょう。まぁ、こんなマイナーネタ意地になって追っかけることもないか(笑)

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