…Boston Globeのギャラリーから
これは元レッドソックスにいたジョニー・デーモンに対してサインボードを使ってブーイングを浴びせているねーちゃんの図。
ボードの文字は
No Hair
No Beard
No SOUL
No More Nation
と読める。
意味としては
「ロンゲも刈ってヒゲ剃って魂までなくしちゃったアンタなんてもう仲間ぢゃないわよ」
ってとこだろうか?
ヤンキースに行く前はボサボサあたまと、ぼうぼうに生やしたヒゲかトレードマークでCaveman(原始人・野人)という愛称で親しまれていたが、ドレスコードの厳しいヤンキース移籍に際してそれらをバッサリと捨ててしまった。
ブーイングもボールパークの文化だとか、それはトッププレイヤーと認められている証拠だとかあるんだろうけど、ちょうどテレビ朝日で連続放映していた「ロッキー」のシーンがオーバーラップしていろいろと考えてしまった。
米ソ親善?のエギシビジョンマッチを観戦する着飾った紳士淑女がソ連のボクサー・ドラコが入場すると彼に向かってブーイングを浴びせるのだ。
前には同じ映画をそんな違和感なく見ていた自分が怖い。ジェームス・ブラウンのパフォーマンスに煽られて自分もアメリカ万歳になってしまっていたのかもしれない。
まぁ、でも彼女はデーモンがボストンにいたころは彼の熱狂的なファンだったのかもしれない。「私を捨てたのね」みたいなふられ気分でロックンロールなのかもしれない。
あるいはプロレスみたいなもので悪役がいるのもエンタテインメントのうちってことなのだろうか?日本だとよく甲子園の野次はキツイなて話も聞いたりするが、デーモンは全く気にもならないのだろうか?
こういうのがないと野球の楽しみも減るんだろうか?
ついでにヨコにいるのは彼女の父親だろうか?
アメリカ人の親子ってみんなこんなノリなんだろうか?
とかなんとか言いながらも「見出し」同様にサインボードを見たりするのはそれなりに興味深くはある。
客席のサインボードでよくあるのは「ABC」とか「CBS」とか「FOX」などの中継するテレビ局の名前を頭文字にしていわゆる「あいうえお作文」のようにするというやつ。
これは中継の中でカメラに抜いてもらうためだ。
たとえばこんな風に↓
これは多分「Lets Sweep up the Yankees」と書いてある
「ヤンキースに3タテくらわせてやれ」って意味だが“the”はともかくとしても他は頭文字でそろえて欲しいものだ。
↓最近は日本人客以外の日本語のサインボードも目立ってきた。
↑パソコンの発達か手書きではないので文字そのものが間違っているということはなくなった
これは1バイトフォント(日本語環境でなくても使える)としてネットで出回っているひらがなフォントだろう
だって訳がヘンだから自力でがんばったにちがいない(笑)
さて、さっきのデーモンに対する扱いがプロレス的なノリだろうが、本気だろうが、たとえば松坂大輔が松井や井川とゲーム前に談笑しているのを見て、向こうのファンは
「なにぬるいことやってんだよ」と怒っているのだろうかと心配してしまったあなた
心配はご無用
そのジョニー・デーモン自身もデビッド・オルティスと旧交を温めていたぞ↓
↓さらにバッティング練習中はAロッドも加わる
↑「おい、いい店知ってるんだ、試合が終わったら行こうぜ」なんてみのもんたがナレーションつけそうな場面だ(笑)
うーん
ジョニー・デーモンって見るからにナイスガイって感じだよなぁ
そして彼のつけていた背番号18は松坂に受け継がれている…
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