MLBにおける日本人の存在感

　シカゴ・カブスの福留孝介はいまだ打率5割をキープして健闘しているけどシカゴ・トリビューンのサイトのスポーツトップはNCAAのバスケだった。
　まぁ国民的行事のマーチ・マッドネスも佳境だからこれは仕方ないか

　ドジャース黒田博樹の無四球初勝利の日のロサンゼルス・タイムスのサイトのスポーツ・トップ記事はNBAのレイカーズだった。
　そういえば女優のアリッサ・ミラノがドジャース・ファン・ブログをやっているんだけど、その中には昨年、大活躍で球宴出場まで果たした斎藤の「サ」の字も出てきやしない。

　開幕直後、ボストン・グローブの掲示板コーナーには松坂を批判するスレが3本は立った。もちろん松坂に対する援護カキコもされてはいたけどね。

　プロスポーツってのは人気商売だから個人成績や貢献度だけが存在価値ぢゃない。ましてや黒田・松坂クラスは日本の球界に空けた穴に見合うだけの活躍はしなきゃならん。

　記録は残して当たり前、さらに記憶にも残れよ…と。

　ピークをすぎて渡米した斎藤と日本でピークらしいピークがなかった岡島は日本球界には大して穴あけてないと思うのでよし（笑）
居場所を求めるというのは正しい移籍のカタチのひとつだと思うしね。

“穴開けた組”ではイチローと野茂以外は選手の個人的思い出作りの域を出てない。
　まぁMLBの歴史に名を残したからといって直接、日本の球界の穴埋めができるとはかぎらないけどWBCの時のイチローみたいなのはアリだと思う。

最近、球団のポスティングによる移籍容認が噂されるダルビッシュは前言を撤回せずに骨のあるところを見せてくれよ。


まぁ、ポスティングで得た金で「球界の宝」を放出したに見合う何かをできるという計算が球団にあるんだったら別だけどね。