偽史倭人伝 ~ Carnea Historia

march madness の次が April Foolなんて小粋ぢゃないか。

●ハリー・ポッターと死の秘法とマスコミと日本と

2007年07月21日 19時29分47秒 | ◎海外スポーツ&ニュース見出しdeポン

 ネタバレかもしれないが…



An Epic Showdown as Harry Potter Is Initiated Into Adulthood
(ハリーポッターは成人、壮大な物語の結末)


 スポーツとかんけーないけど、“向こうの新聞”つながりということで…(笑)。

 早朝のテレビでニューヨークタイムスが「ハリー・ポッターと死の秘法(仮題)」ネタバレ書評をのせたとか騒いでいたのでメールチェックをしてみた。
 …といっても別においらが世界に張り巡らせたネットワークがあるわけでなく(←当たり前だ)、週末はニューヨークタイムズからBooks Updateというメールがくることになっている。

 ID登録の時に出てくる「興味のあるジャンルをチェックしてください」という ありがちなアレである。
深く考えずにチェックしてたら勝手にメールがくるようになった(笑)。

 洋書なんて、ましてや新刊本なんて買うつもりもないので、ほとんど読んぢゃいねーが、たまに開く面白い情報との出会いがあったりするのでメール自体は止めないでおいたのだった。

 いつもは日本時間でいうと日曜日が多いのだけど、今回は話題づくりってことでもしや?と思ったらやっぱりきてた。もちろん「ハリポタ」の見だしも出てたんでリンクをクリック。

 文はニューヨーク・タイムズが誇るピューリッツァー書評家の角谷ミチ子氏のようだ。

So, here it is at last: The final confrontation between Harry Potter, the Boy Who Lived, the Chosen One, the "symbol of hope" for both the Wizard and Muggle worlds, and Lord Voldemort, He Who Must Not Be Named, the nefarious leader of the Death Eaters and would-be ruler of all. Good versus Evil. Love versus Hate. The Seeker versus the Dark Lord.

(ついに魔法使いと人間たちの希望の象徴ハリーポッターと極悪非道な死喰い人たちのリーダーにしてすべての支配者になろうと企むヴォルデモートとの最後の対決だ。「善 vs 悪」、「愛 vs 憎」、「シーカー vs 悪の支配者」。)

J. K. Rowling's monumental, spellbinding epic, 10 years in the making, is deeply rooted in traditional literature and Hollywood sagas - from the Greek myths to Dickens and Tolkien to "Star Wars." And true to its roots, it ends not with modernist, "Soprano"-esque equivocation, but with good old-fashioned closure: a big-screen, heart-racing, bone-chilling confrontation and an epilogue that clearly lays out people's fates.

(J.K.ローリングスの10年におよぶ記念碑的叙事詩はギリシャ神話からディケンズ、トールキン、そして「スターウォーズ」に至るまでの古典的文学やハリウッド式英雄伝にそのルーツを見ることできる。
 このエンディングもソプラノズチックな現代的なものではなく、大きなスクリーンで展開されるハラハラドキドキの対決といった古き良き時代の手法を踏襲している。)



 はやりにのって全文紹介しようと思ったが、書評を読むのはレッドソックスの記事を読むのと比べると骨が折れるし、そもそもおいらが「ハリーポッター・シリーズ」を読んだこともないというのも、ネックとなってここで挫折(笑)。

 テレビで映画の1作目をやったときに一応チェックと思って見てみたが途中で寝てしまった(笑)。基本的にミーハーなので好きになれるはずだったがダメだった(笑)
 いつか機会があったら本のほうを読んでみたいと思う。もちろん日本語で。

 で、ここはとりあえず物議を醸したという部分だけ探してみるか…(だもんで一応ネタバレ注意…と表示)

Harry has already lost his parents, his godfather Sirius and his teacher Professor Dumbledore (all mentors he might have once received instruction from) and in this volume, the losses mount with unnerving speed: at least a half-dozen characters we have come to know die in these pages, and many others are wounded or tortured.

(ハリーはすでに両親と名付け親と彼の師匠を失っているが、この巻ではびっくりするくらいのペースで人が死ぬ。少なくとも半ダースの登場人物が死に、他のほとんども傷を負うか責め苦に合う)

 死ぬ人数が暴露…ってこれだけかよ…。
でも6人はでかいか。
ゴレンジャーだったら全員死亡だもんな(笑)
でも少なくとも子供はニューヨークタイムズなんて読んだりしないよな…とも思った。
いやでもサスペンスだと思って読んでたら多少興ざめかもしらんが、子供向けだったらむしろ死ぬってわかってて読んだほうが覚悟ができてていやなショックが少ないんぢゃねーか…っていう。
まぁ、死ぬタイミングとか、死に方とか、はたまた物語の世界での死者のあつかいとかもかんけーしてくるから、やっぱりこの時点での書評の罪は大したことねーんぢゃねーかな。
 誰が死ぬかわかってないしね。え?こいつのことぢゃなかったのかよ?みたいな

 それよりもつっこみたくなったのは

With each installment, the "Potter" series has grown increasingly dark, and this volume - a copy of which was purchased at a New York City store yesterday, though the book is embargoed for release until 12:01 a.m. on Saturday - is no exception.

(ポッターシリーズは話を追うごとに暗くなっていくが、この巻も例外ではない、手元のこの本は土曜の12:01AMまで発売厳禁というルールをやぶってニューヨーク市内の店で昨日売られていたものだが、

…ってくだり。

 非合法なルートから手に入れた情報で汚職政治家を追いつめていくなんてのならまだしも、こういう場合は大手マスコミとしてどうなんだろう?
 スタッフから流出した海賊版映像で映画評書いてます…みたいなもんぢゃねーか…っていう。

 冒頭にも書いたけど、いつも日曜日にくるメールか土曜日にきたってのも意図的くさい。日本時間で午前8時発売のところにメールの時刻は5時42分。
 よくよく調べたら土曜日に早まったのは今週からではなく先週からのようだった。先週から計画していたのか?

 最近の積極的な日本叩きで向こうの大手新聞には不信感が増す今日この頃。
別に歴史問題についてここで意見は書かないけど…というか自分の中では結論らしい結論はいまだ出せずじまいなんだけど、●●タイムスや●●ポストが独自の取材をしないで論を展開しているってのは問題あると思うなぁ。
 なんか議論をふっかけられたら、ここのデータはこうだから間違ってると具体的に反論すべきだた思うけどなぁ。

 まぁ、今度は中国製海賊版ハリーポッターの書評でものせいくれ(笑)

 ところで角谷ミチ子さんは有名すぎて「セックス・アンド・ザ・シティ」の中でもその名前が登場する。
登場人物の書いた本を批評しているという設定。
その登場人物の名はキャリー・ブラッドショー。

この名前聞いたらスポーツファンは思わず連想しちゃうよね?
そう
テリー・ブラッドショーだね。
無事にスポーツネタにつながりましたとさ

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ●ファンによるレッドソックス... | トップ | ●ベッカムに便乗でロゴ変更、... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

◎海外スポーツ&ニュース見出しdeポン」カテゴリの最新記事