オリビア・ニュートン＝ジョンとキャロライン・ケネディへの秋の叙勲はルッキズムとレイシズムの果て

アメリカの元駐日大使＝キャロライン・ケネディさん
旭日大綬章
歌手のオリビア・ニュートン＝ジョンさん
旭日小綬章

　そもそもキャロライン・ケネディが日本大使として赴任したときの日本の歓迎ぶりは今でも意味がわからない。
日本とアメリカが仲間なのは軍事のみであって、その他の例えば貿易などについては「交渉相手」にすぎない
。卓を囲んだゲームの相手、つまりうっすら「敵」といっても過言ではない。
　多分、名門ケネディ家の令嬢で美人だったというのが大きかったのだ。バカげたハナシだが他に理由考えられる？

オリビア・ニュートン＝ジョンにいたっては、日本人はイルカを殺すからと来日をとりやめたことがあるほどの反日家だ。多分、彼女は日本人のことを野蛮なやつらと思ってる。
　当時は「そういうオリビアも毛皮着てんじゃん」とつっこんでいたものだ。

こういう外国人美女を好きなのはスケベオヤジだけじゃないのが、この国の救いがたいところだ。派生案件として、ハーフモデルは同性から大人気だが、池田エライザやローラがいくら支持を得ても、リスペクトがフィリピン人やバングラデシュ人へ向くことはなかったりする。

　かつて英国人英語教師の女性が殺された時、行方不明になった時点で大事件として報じられたが、ちょいちょい行方不明になったり事件に巻き込まれたりする中国人のことは小さく記事になっておわりだ。続報は皆無。

　入管施設で殺されたスリランカ人女性ウィシュマさんのことはやっと記事になったが、日本人とは直接無関係のブラックライブスマターより扱いが小さいし、週刊新潮で彼女をディスる文が載っても炎上は一切ない。

　そしてなぜかこの国には王室評論家などという謎の職業がある。