偽史倭人伝 ~ Carnea Historia

march madness の次が April Foolなんて小粋ぢゃないか。

●『電車男』のガジェットと戯れる

2005年07月15日 15時27分29秒 | ◎映画・音楽・エンタ


電車男 アイテム・ガイドその1

 私は世の中で話題になっているものをいちいち覗いてみたくなるとんだ野次馬野郎だ。
新聞で『電車男』の本のことを知ったとき早速、書店で手に取ってみたものの掲示板そのままの体裁に眩暈がして即退散。

 ところが今度はテレビドラマ化されるというので見てみることにした。
フジの木10は半ば義務的に見てしまっているのでどっちにしても見る運命にあったといえるのだが。

 ドラマ自体は面白いのかどうかいまのところサッパリわかんないけど(笑)、人やモノといった“脇役たち”に注意していると、まるで隠れキャラを探すようで面白い。
 実はアニメだのゲームだのといったジャンルはとんと苦手なので、そういうアイテムについてはチェックのしようもないのだけれど、それでも充分興味深い。

 特に音楽。
 まずは主題歌のエレクトリック・ライト・オーケストラだ。思考停止のくせにリスクは追わないという、最近のむしのいいリバイバルブームには辟易としていたのだが、このセレクトはひとひねりあるなぁー…ってかんじ。逆に言えば無策で個人的趣味に走った選曲って感じもする(笑)。どっちにしてもいまのこんな世の中にあっては売る気あんのかよくらいの姿勢には好感が持てる。
 だってELOってバンド名はキラキラと派手だけどやってる音楽ってけっこう古くさいロックンロール。いまどきの若者の間でブレークしそうもないものなぁ。
 全盛期はステージでレーザー光線使ったりとかステージ演出が派手だったので決して名前に偽りはないんだけどね。歌はマイルドなニューミュージックだけどステージはハリウッド級なユーミンに通ずるものがあるな(笑)

 そして先週ドラマ中で使われたStyxMr.Robot。歌詞に“With parts made in Japan(日本製のパーツででききている)”というフレーズがあり秋葉原という舞台にいかにも相応しい。

 またこの選曲は安易に造られたロックミュージカル「We will Rock You」へのアンチテーゼのようでもある。だって「We will Rock You」の舞台背景って「Mr.Robot」が収録されているコンセプトアルバム(一種のミュージカル仕立てになっている)Kilroy was Hereにクリソツぢゃん。
 ありもの使うのも安易だけど人のものまでパクってんぢゃねーよ…みたいな。

 でも「We will Rock You」って名目上とはいえブライアン・メイロジャー・テイラーが監修しちゃってるってのはズルいよね。Queenファンは真っ向から批判しずらじゃん。
 え?おいらはもちろんQueenファンでっせ。武道館にも見にいきましたよ。

 また来るらしいね、Queen
なんかあり得ないおっさん連れて。
最初にV見たときは原田芳雄の隠し芸かと思ってしまったよ(笑)。
もう、お金の匂いしかしない。

 なんかこれってヴァン・ヘイレンのボーカルがサミー・ヘイガーに変わってしまった時以来のとほほ感がある。デイブ・リー・ロスもフレディ・マーキュリーなみに破廉恥だったからな。(←勿論、破廉恥というのは誉めコトバだ。)
 ポール・ロジャースの歌うQueenはまるで演歌歌手が歌う松田聖子ナンバーのようだ。

おっと話が脱線してしまった。『電車男』だけにね…(笑)

 BGMでは引き続き今週も使われていたのがC-C-Bの「ロマンティックが止まらない」。カラフルなメッシュヘアにヘッドセットをつけてシンセドラムを叩き語るというリュウちゃんの姿は秋葉系のもつ怪しさを髣髴とさせる(笑)。
 そんな彼も当時はキャーキャーと黄色い声援を浴びていたのに、最近たまにCMや懐メロ番組などに呼び出されると明らかにヤバいキャラとして扱われている。これはまさに『逆電車男』ぢゃないか!

 曲以外では登場人物。ネットの住人はみんな“隠れキャラ”みたいな匂いの人たちだ。特に我修院達也なんて若人あきら時代から人生隠れキャラみたいな人だ。
堀北真希「人間の証明」でドラマデビューする前にやはりフジの「少女と鉄道」というドキュメンタリー番組に出演している。さては「電車男」とひっかけたな(笑)。そういえば「人間の証明」も木10で「少女と鉄道」も木曜日の深夜。壮大なスケールで仕組まれていたんだな(笑)。
(↑どうでもいいけどなんで堀北真希のプロフィールが内山里名ネットの下階層なんぢゃい(笑))

あとキャストといえば白石美穂は個人的に好きじゃないのでああいう悪役をやってくれると実に感情移入しやすい(笑)

ところで伊東美咲扮するエルメスこと沙織が電車内で泉谷しげる扮する酔っぱらいに絡まれたときに読んでいた洋書は、ダヴィンチ・コードで有名なダン・ブラウン「天使と悪魔」のペイパーバック版だった。
 これにもなにかメタファー的なものあるのかと考えてみたが、アッパーな箱入り娘ってのは結局は俗物的という帰結か?
 なんかこの小物にももう一ひねり欲しかった気がするが、秋葉族側との対比ということで無造作にアッサリ仕立てなのか?う~ん、わからん…。

 こちとらゲーム・アニメ系の知識はほとんどないんぢゃいとはさっきも書いたけど、いつもワカゾーくんのパソコンの傍らにあるフィギアは20万円也なのだとフジの情報番組で言ってた気がする。なんでも撮影中に手がもげてしまったとか…。

…でもあれって市販されているモノなの?劇中の架空のアニメのキャラぢゃないの?
 あと、掲示板ってあんなにチャットみたいにハイスピードてログが流れていくもんなの?
 「乙」って何?ひょっとしてオツカレ?
 もうひとつ解らない用語があったけど、それが何だったかも思い出せない?

これでも年平均5回以上は秋葉原に行くんだけど、秋葉系ワールドはわからないことだらけ。

まぁ、でも、フジの木10試聴は義務なんできっと来週も見るよ(笑)

そうだここでちよっと予言

ELOオリヴィア・ニュートン・ジョンがコラボした「ザナドゥ」もそのうち使われることでしょう。
どうせだから電車男だけに「Last train to London」も使おうよ
タイアップ的に主題歌を無理矢理ボーナストラックにした最新ベスト盤には、はいっていないようだけど
そういう曲をあえて使うのがシャレっ気ってもんだ。

電車男車内ポスター
バスの中にも電車男
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3 コメント

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平謝り (カフェの住人(ユング命))
2005-08-31 01:27:25
SuperBowlさん

「堀北真希に鼻血@芸能人の夢」ネタにコメント感謝です♪



>堀北真希をかすっただけなのにTBがあったので

>最初は商売系のブログかと身構えましたがそうでもないようですね

すみません、「少女と鉄道」のみならず、ボクの知らない「人間の証明」のことにまで触れられていたので、堀北真希のファンの方かと思ってしまいました^^;



確かに、商売系のTBは「直感的に察知して」身構えてしまいますねw
返信する
>カフェの住人さん (管理人)
2005-09-01 14:06:54
レスおそくなりました。スミマセン



いへいへ

謝らないでください

私のこのエントリーはどこからTBが来ても不思議はないともいえるし、どこからも来そうもないともいえるような焦点の定まらない文なので、ドラマそのものの記事以外からTBいただけたのは意外な感じがしただけなのです。

こちらこそTB&コメント感謝です。今後ともよろしくお願いいたします。
返信する
ありがたや~ (カフェの住人(ユング命))
2005-09-03 02:40:38
>SuperBowlさん

お心遣い、感謝です。

こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。
返信する

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