港をしばし眺めた後、旧市街へと再び足を向けた。
すぐに、ずんぐりとした塔が目に入る。通称「太っちょマルガリータ(Fat Margaret)」だ。
前日も行こうと思っていたが午後の到着だったので、光線が逆光となっていた。で、撮影を翌日の午前中にまわしたのだ。

タリンの旧市街は、13世紀から16世紀くらいまで、城壁などの構築が続けられた。
ちなみにこの太っちょマルガリータは、16世紀に構築された砲台だ。
他の望楼はどれもスマートなのに、これだけがずんぐりした容姿をしていたのは大砲の設置のためだったのか納得。海から一番近いだけあって、備えを堅固にしたのであろう。

太っちょマルガリータの右側を廻って行くと、城門が見えてくる。
Great Coast Gate だ。名の通り、ガイド書によれば、海までは300mの距離と書いてある。海側からの窓口であり、旧市街に入る数少ない門の一つだ。
城内へ続く道はPIKK通り。
では、そろそろと第二日目の旧市街歩きを続けよう。
【続く】