今日の一品は、フィンランドのトップ・ブランド Fazer 社の定番 Pannteri(豹)である。フィンランドの企業であるが、他のサルミアッキ製品と同様に、この製品もノルウェー製である。
パッケージ自体は、このブログの「サルミアッキのある風景」で既にデビュー済みであるが、今日はもう少し詳しく述べたい。
写真は小さな箱入りであるが、ラインナップとして大粒袋入り200gと箱入り2kgがある。
箱には小さな文字で、「ALKUPERÄISIÄ PASTILLEJA VUODESTA 1965」と書いてある。
ということは、1965年にデビューしたFazerのオリジナル商品ということだ。当時にすれば、サルミアッキ界のニューウェイブだったのであろう。
精悍な豹(ヒョウ)のプロフィールのパッケージ・デザインがなかなか良い。
この一品の入手に関しては、Juukoさん、ひろこさんにご協力頂いた。感謝!!
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【テイスティング】
一粒の大きさは台形状で、直径1.2cm、高さ0.7cm。Pantteriの「P」という文字が浮き彫りになっている。
表面は、白い粉で覆われている。サルミアッキの主成分である「塩化アンモニウム」であろうか。ただ、塩化アンモニウムは潮解性が高く、日本のような高温・多湿の環境では、ベタベタし始めくっつき合ってしまう。これからの季節は、注意が必要である。
口に含むと、まず塩気とミント成分が口に広がるが、Lakritsi(甘草)ぽさはあまり感じられない。全体の印象としては、サルミアッキ感は薄いほうだ。
ミントでアンモニア臭さを消している。それに着眼したのがこの製品開発コンセプトなのであろう。
他の製品に比べれば、食べやすいかもしれないが、甘味はないので万人受けするとはいえないだろう。
パッケージに惹かれて買ったのはいいけど、永久保存もしくは、ゴミ箱に直行なんていうことにならないことを強く願うものである。
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フィンランドの日照時間ウォッチング(注:晴れた場合を想定)
2006年5月29日(月)
場 所 | 日の出 | 日の入り | 日の長さ |
UTSJOKI ウツヨキ フィンランド北端部 | なし | なし | 24時間00分 |
ROVANIEMI ロヴァニエミ 北極圏から南8Kmラップランド最大の都市 | 02時32分 | 00時03分 | 21時間31分 |
HELSINKI ヘルシンキ フィンランド南端部 | 04時15分 | 22時23分 | 18時間08分 |