とっくにご覧になっている能年さんファンの諸兄は、また「今頃?」とお思いでしょうが、ご勘弁を。
「鍵のかかった部屋」本編では、能年さんは弁護士の秘書役で出演し、ほとんど笑わない設定でしたが、「純子の手帳」では、うって変わってはじけたOLさんみたいな感じです。
いろんな表情が素敵です。ただちょっと、作品としては微妙でした。スチル写真を連続で繋いだパラパラ漫画みたいな構成で、少し目が疲れます。
しかし、僕を大満足させてくれたのは、最後の最後に付いていた、「純子の手帳」のメイキング映像でした。
演技指導は「だいたいこんな感じで」くらいの簡単なもので、スタッフ(監督かも)が台本のセリフを小声で読み上げながらの撮影なのですが、能年さんは、それに合わせて様々な表情を次々と流れるように繰り出します。
動いている能年さんの真骨頂です。
驚く顔、考え込む顔、泣きそうな顔、不思議がる顔、そしてあのとろけるような能年スマイル。
いったい能年さんはいくつの引き出しを持っているのでしょうか。もともとモデルさんですから、カメラ目線でいろいろな表情を作ることは、出来て当たり前なのかもしれませんが、それにしても本当に楽しそうにくるくると表情を変えてみせる能年さんには驚いてしまいます。
ちなみに、僕の一番のお気に入りは、振り向きざまににっこり微笑んでそのまま首をちょこんとかしげるシーン。この時テレビの前の僕は、にたーっと笑ってデレデレになっているんです。
撮影終了後のインタビューで、「大げさに変な顔とかがいっぱいできて、すっごく楽しかったです。」とおっしゃっています。
確かに、首の左右に筋をたてて、これでもか、というくらい引きつった顔をしているところもあり、「アイドルがそんな顔しちゃだめでしょ!」と観ているこっちが心配になるくらいの奮闘ぶりでした。
この思いっ切りのよさが、「あまちゃん」での様々な変顔にも繋がっていくんですね。
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