恋愛小説の基本

「分りやすい」物語は子供でも読めます。


複雑なものから単純なものへ。
難しいものから簡単なものへ。
分りにくいものから分りやすいものへ。

という目に見えない流れがあるようです。

人間は複雑に物事を考えがちですし、
難しいものをありがたがったり、
分りにくいものを高級と思ったりしますし、
そういう読者の嗜好に合わせて、
作家や編集者も複雑で難しく分りにくい物語をつくっていた時が、
前世紀にもありました。

ところが５００年１０００年２０００年を視野にいれて、
人間が書き残した物語を読んでいくと、

「分りやすい」が物語の基本中の基本であることに、
気づかされます。

分りやすい物語でなければ多くの人に読まれないといえるのかもしれません。




編集部